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赤い水晶のペンダント
官能リレー小説 - ファンタジー系

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赤い水晶のペンダント 55

受精しているかの確認の仕様は無く、二人が目を覚ましても互いにかける言葉は見つからなかった。
特に美穂は自分が二人を巻き込んだ原因だと思うとなおさらだった。
三人は離れることなく、かつ話す言葉も無く食事を尾終わらせ眠りに付いた。
今日、初めて試合に出された奴隷戦士たちは毛布の中ですすり泣く。
サラはパルの手前泣くのを我慢していたが、目から溢れる涙を止めるすべを知らなかった。
次の日、サラとパルは訓練に励むように言い渡され、美穂は試合に出るように命ぜられた。
この闘技場では毎日試合は行われているが、奴隷戦士達が毎日試合する訳ではない…週に2、3試合がいい所である。
美穂達のような駆け出しが連日試合をする事は珍しいと言っていい。
その美穂の相手は、同じ奴隷戦士…怪物相手だけでなく女同士の闘いもあるのだ。
勿論勝てば彼女達との性交権を買った男に犯され、負ければその場で怪物に犯される。
勝敗にもカウントされるこの素手同士の闘いは、ある意味怪物戦より真剣勝負なのだ。

対戦相手の奴隷戦士からは『私は本気で行くから…貴女も本気で来なさい…でも無理な抵抗はお互い禁物よ…大怪我したら後が大変だからね』とアドバイスを受けていた。
多少素手戦闘のレクチャーを受けたとは言え、美穂は初戦以上に不安に駆られ試合を迎えたのだ。

今日の池に浮かぶ闘技場は見晴らしの良い砂地だった。
魔獣から逃げ回ったりする必要もなく、観客から見やすい様に配慮されて人対人はたいがいこのステージになる。
ステージの両端に美穂と対戦者が対峙すると入場様の橋が沈められた。
勿論、人対人だからと言って奴隷戦士の姿が変わる訳は無い。
美穂も相手も胸と秘部が剥き出しのレザーの衣装だ。
美穂のようにとてつもなく巨大ではないが、大きな部類に入る胸を揺らしながら構えるのはミランダと言う奴隷戦士…
現在22勝、妊娠一回で歳は美穂と同じぐらい…赤毛が印象的な少女だ。
ランク的にはミランダは下位に当たり、美穂のような新人が最初に当たるには妥当な組み合わせである。

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