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赤い水晶のペンダント
官能リレー小説 - ファンタジー系

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赤い水晶のペンダント 40

しばらく見ていない「目で味わう料理」に心奪われているのかもしれない
姉はサラ、妹はパルと名乗った
美穂も自己紹介をしたが「妊婦さん」が定着していた
姉妹は一週間程前に叔父の所へ遊びに行った帰りだった
「お父様もお母様もどこに行ってしまわれたのでしょう」
「召使いも居ないなんて今までそんなことありませんでしたわ」
二人は不安で顔を曇らせるがすぐに笑顔に戻る
「すいません。暗くなってしまって
ささ、冷めないうちに頂きましょう」
三人は笑顔で料理に食べるも、終始無言だった
美穂は話を繰り出そうとしたが目の前に見えない地雷原が広がってる気がして何も言えなかった
「うう…美味しかったのにご飯がどこに入ったかわからないよ」
重苦しい雰囲気の食事に満腹なのに食べた気がしない
姉妹に客室を案内されたが、申し訳無い気がして自分で掃除した小部屋で寝かせてもらうようにした
借りた寝間着のネグリジェに着替える
胸に引っ掛かる分だけ裾が上がり、寸胴で膝上の寝間着になってしまう
「さて…と」
寝る前に搾乳しておかないと寝ている間に母乳が吹き出し、熱帯夜を明かした時よりびしょ濡れになってしまう

ボウルを用意して裾を捲りあげて乳房を露わにさせて乳首を口に含む
いきなり手で絞り出すと後で痛くなるので始めは口で優しく吸い出し、吹き出してきたら手で絞る
乳房はジンジンと熱く痺れ、それが顔に昇って来たように頬も紅潮する
母乳はノズルの絞りが甘い霧吹きの様にいくつもの筋を作り勢いよく迸る
「ふぅ…ん…ぁん…」
最近、搾乳でも感じる様になってきた
気を付けないと嬌声が漏れる
コンコン
「あ?はい!」
突然の来訪者
とっさに返事をしてから自分の格好を思い出し、慌てて取り繕うとしたが胸を隠すかボウルを隠すか考える間に扉は開いた
入ってきたのは妹のパルだった
オッパイを搾ってる姿にパルは硬直した
「あ・アハ、ごめんね。変な所見せちゃって
これやっとかないと溢れちゃうんだ」
「はぁ…」
いそいそと身繕いしながら説明する美穂にパルは返事に困っていた
美穂の乳房とボウルの母乳を交互に見た
「…あの、これ」
パルが差し出した掌の上に小指の先大ほどの物が乗っていた
青銀色の金属で作られた花だった
「この辺りで採れるレアメタルでお守りの花を模した造花です
どうぞ」
「これを私に?」
パッとパルの顔が明るくなる
「ハイ!妊婦さんの旅の無事を祈りまして!」
「えっと、ん〜…」
「お金とかは入りません
もし気が咎めるなら家を綺麗にして頂いたお礼と受け取って下さい!」
「そう、ありがとう。とても嬉しい」
受け取る美穂の指先がパルの掌に触れるとエヘヘと照れくさそうに笑った

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