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赤い水晶のペンダント
官能リレー小説 - ファンタジー系

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赤い水晶のペンダント 38

乳房を元に戻す方法は分からない
巻ける物はサラシ以外に思いつけない
今は少しでも治める為に、屋敷内にある食器に母乳を絞り出すだけだった
一応洗っておく
「こんなに飲みきれないよ…」
溢れるのが静まると、サラダボウル五個に母乳が並々と注がれていた
「チーズやバターにできないし…う〜、取り合えず私のご飯を探してこないと」
ボウルを直射日光に当たらない所に置き、美穂は狩りに出かけた
森の中は美穂にとって食べ物の宝庫に見えた
みずみずしい果物がいっぱいなり、木に巻きついた蔦をたどり地面を抉れば芋が出てきた
うれしくて夢中になると怪物が襲ってきて、たちまちお肉になった
立ち枯れして白くなった木を倒して引きずり屋敷で砕き薪にする
「なんかここでしばらくは暮らせていけそう」
休憩がてら果実をかじりながらポツリと洩らす
集めた食料を持って屋敷に入ると、空気が変わってる気がした
「何だろう?空気が埃っぽくない。なんか、滝の側にいるみたいに涼しくて澄んでるような…」
食卓の間に着くとボウルの母乳が減っていた
「何?ってこれだけボロなんだから動物が入ってきたって不思議じゃないよね」
と、動物が入ってきて飲んでいったと一人完結させる
「さてと、今夜はお風呂にしよう。薪をかたさないと。お風呂の用意ができたらお肉を解体。そしてお風呂!よし!」
食料をテーブルに置くと気合いを入れ、食卓の間から出て行った
その後ろに白いレースがフワリと揺れた
白く枯れた大木はパカンパカンと気持ちいいほどよく割れる
思わず全部を切ってしまい、薪の山を作ってしまった
「ふう」
美穂は汗を拭う
サラシは母乳でびしょ濡れに
「うーん、絞っても半日持たない」
薪置き場に薪を放り込み、風呂窯に必要な分を持っていく頃には腰に垂れ始めた
湯船に水を張り、釜を起こす
普通ならシュルリシュルリと音を立てるサラシ
今は体のあちこちに張り付いて脱ぐのに苦労する
バケツに入れて水を張り、灰を入れる
「さて!」
久しぶりのお風呂に美穂はウキウキとしながら湯をかぶり、湯船に入る
湯船に肩まで浸かると前進の疲れが抜けてくみたいだ
「…あ」
抜けてくのは疲れだけではなかった
乳首の先から母乳が吹き出し、水の対流を描きお湯と混じり合う
(搾り忘れてた)
「ま、ミルク風呂だと思えば」
一人空笑いしながらお風呂を楽しむことにしたが、そのまま眠ってしまった
どのくらい寝たのだろう
気付くと辺りは暗かった
「やだ!寝ちゃった!?」
(乳搾りにご飯の用意。それにサラシ洗いに…)
やりたいことは沢山あったのにと悔やむ美穂
慌ててお風呂から上がるり用意しておいたタオルを取った
「あれ…!?」

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