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赤い水晶のペンダント
官能リレー小説 - ファンタジー系

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赤い水晶のペンダント 36

回りは砂漠で誰も見なかった
美穂は気兼ね無く全部脱ぐと服を抱えて小さな湖に飛び込んだ
熱気に炙られていた体を急激に冷やされた心臓の縮み上がりは歓喜の悲鳴みたいだ
服を水に沈めると、頭まで潜り泳いだ
脂でゴワゴワだった頭をよく揉む
巨乳の下は驚くほど垢が出てくる
(男の人ってこれでも巨乳は好きで嘗めたりしたいのかな?)
などと考え出てこなくなるまでゴシゴシ擦る
美穂の回りは垢を食べに小魚が集まる
胸を洗い終わると腹部から下肢へ降りる
その時自分の体に違和感を覚えた
(ない!?)
股間に摘める程度に生えていた陰毛がなくなりツルツルになっていた
(落として無くせる物なの…)
呆然とするがすぐに立ち直り、微かに膨らむお腹に指先でノックする
「芋虫さん芋虫さん、聞きたいことがあるんですが?」
お腹の中で芋虫が微かにビクと跳ねる
まるで芋虫の早鐘のような鼓動が聞こえてきそうだ
「最近、私が寝てると外に顔を出してるみたいですけどなにをしてるの?」
芋虫は居心地悪そうにモゾモゾ蠢く
美穂は快感に流されないよう気張る
「その、ちょっと食事を…」
「まぁ!お食事でしたか。ところで何を食べてらしたの?」
美穂はわざとらしい声を出して問いつめる
芋虫はしどろもどろで答える
「その、地面に潜っていつもの物が食べられないから…届く物を…」
「まぁ。いったい何を食べてらしたの?」
「その…届く物…」
「それはいったいな〜に?」
「ぁうぅ…その…アソコとお尻の毛や…産毛を…」
美穂りはパイパンを通り越して腰回りまでツルツルになっていた
「はぁ〜」
オアシスを見つけて生き返った気持ちが一気に沈んだ
「次からは相談してよね…」
「すいません…」
焚き火の灰を使って服をきれい洗い、ジリジリと焼ける岩の上に伸ばすとアイロンをかけたみたいにきれいに乾く
「やっぱり服はこのぐらいきれいになるとホッとするわ」
乾きたての服に袖を通しながら美穂は言った
「服を着ない私には分からないです」
「ドロドロのベトベトでシワクチャの蛹の殻は嫌じゃない?」
「何となく納得」
空腹以外は心身共に満たされた美穂はオアシスを後にした
そして旅は進み二・三日経った時、目の前に森が見えてきた。
美穂は下腹部に手を擦り「ねぇ森が見えてきたわよ!」と子宮の中に居る芋虫に告げる。
しかし芋虫の反応が無い、美穂はもう一度「森が見えるわよ」と言った。
すると芋虫がようやく話を反した。
『うぅ…こんなに…早く…くる…なんて…』
「ど、どうしたのよ」
弱々しく語る芋虫に美穂は驚くと芋虫はとんでもない事を告げる。
『うっ…間もなく…蛹に…なっちゃい…ます…』
「えっ!ちょっと、もうすぐ森に到着するんだから我慢して」
美穂は真剣に芋虫に頼みこんだ。

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