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赤い水晶のペンダント
官能リレー小説 - ファンタジー系

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赤い水晶のペンダント 31

人はいそうにない城の中を美穂は歩く
城の中はひんやり涼しく、岩山で焼かれた体を休めてくれた
「あとは水…」
井戸を求めて瓦礫と砂だらけの城内をさまよう
しかし、井戸はおろか開いた酒瓶の一本も見あたらない
「死んじゃう…」
そのとき、遠くから声が聞こえる
女性の声だ
「!誰かいるんですか!?」
…こちらです…
助かった!
美穂は声に導かれ城の中を走った
声は地下から聞こえてきた
階段の壁には魔法の明かりが所々灯っている
降りきるとそこは石の壁に床と天井の広い部屋
奥は闇に飲まれていた
「ようこそ、旅の方
私はこの城の主、マーガレット」
美穂は声のする部屋の奥に恐る恐る進む
部屋の奥を埋めるような肌色の大きな二つの固まり。それぞれの真ん中に茶色い点がある
大きな固まりの上に埋もれるように女性の顔が乗ったいた
「この城は呪われて何のおもてなしもできませんが、旅人の乾いた喉を潤すことができます
そして、それが私の役目」
マーガレットはそう言うと、茶色い点から白い液体を吹いた
美穂は、大きな固まりが乳房で、茶色い点が乳首と乳輪、白い液体は母乳だと理解した
(大きい、て言うよりデカい!?
巨乳や爆乳以前の問題!)
無意識に自分のスレンダーな胸をさすっていた
「どうかなさいましたか?」
立ち尽くす美穂に、マーガレットが優しい声で聞く
「あ、いえ、何でもないです!あははは」
(こんなにあるんなら少し分けて欲しいものだわ)
「本来ならお水と食事で歓迎したいのですが、私にはお乳で疲れを癒して上げることしかできません」
「あ、ありがとうございます
でも、お構いなく
お水を頂けたら結構ですから」
「私と共に見捨てられたこの城には井戸を手入れする者もなく、井戸は涸れてしまい…
どうぞお飲みください」水が飲めないショックと強い勧め。そして灯りを受けて光る母乳
何か変と思っているが、乾きに負け、ついに乳房に吸い着いた
美穂の乾いた口に暖かい液体が広がる
苦みの奥に甘みがあり、舌触りは少し油っぽいのかヌルヌルする
コクンコクンと少しずつ飲み込む
乳房の柔らかさと暖かさに美穂の体は安心が滲みだして解れていく
そのとき、美穂の喉の奥に何かが飛び込んできた
最初は小さなゼリー状の粒だった
びゅるる!
乳首から湧いていた母乳は勢いを増して吹き出し、舌触りの柔らかい液体は棒ゼリーみたいになり、美穂の喉に流れ込む
突然何が起こったか分からない美穂は、息が詰まるまで飲み続けてしまった
「ぅえ!げぇ!げほっげほ!!」
ようやく離れた時にはかなりの量を飲み込んでいた
「どうされました旅の方?さあ、もっと飲んでください」
「いえ…もう、お腹いっぱい…」
これ以上訳の分からない物は願い下げだった
実際、噛まずにゼリーの様な物を飲み込んでお腹の中はゴロゴロした物で一杯だった

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