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赤い水晶のペンダント
官能リレー小説 - ファンタジー系

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赤い水晶のペンダント 20

麻痺していなければ、男達を振り解くことぐらいできたろうが、今は手も足も出なかった
「兎に角、長(おさ)に報告だ」
「女も連れて行け。俺は牢の準備をしてくる」
美穂は男達に首に縄を掛けられて引かれ、棍で突かれながら村の中を歩かされた
村中の人が騒ぎを聞き着け家から出てきた
仕事をしていた人も手を止め美穂を見た
ひどく屈辱的だった
(いったい何なの!?)美穂の目から涙が溢れ出す
村の奥の方に小ぢんまりとした家に通されると、中に腰丈の杖を突いた体格の良い初老が待っていた 
後ろに護衛らしい男が数人立ち控えいる
「お主、守貝様を殺したのか………」
初老の男が口を開く。
「一体何なの?説明してちょうだい!!」
訳も分からずつれてこられた美穂は言う。
「黙れ!!」
周りの男が棍で美穂の背中を叩いた。
「これ、むやみに叩くでない。とりあえずは話を聞こうか………」
美穂はこれまでの経緯を話した。
「なるほど………そういうことか………良くわかった。だが、お主をこのまま離すわけにはいかんの………」
「それは守貝様を殺したから?」
「それもそうじゃがもう一つ。それはじゃな…」
「それは……」
「それはな……、忘れた。」
美穂もそうだが周りの人達もずっこける。
「いや〜この歳になると物忘れが多くてな、すまんが誰か奥から本を取って来てはくれんかの。」
美穂は呆れてものがいえなかった。
数分後、一人の男が広辞苑ほどの分厚い本を持ってきた。そしてページをめくり初老の男が口を開いた
「この本によるとな、守貝様は数百年に一度、我等の前に現れ、若い女の生贄を要求する。と書いておる。」
「ちょうど今年が、その時なのじゃよ……そこでお主には、その生贄になって貰いたいのじゃよ…………」
美穂はギョッとするが長の話は続く。
「何、死にはせんて。ただ、守貝様のお相手をしてほしいのじゃよ。生贄とはそういうことじゃ。」
「もし、やらなかったら………」
美穂はおそるおそる聞く。
「そうじゃな、わしらの村は滅ぶな……今は若い娘がいなくてな………お主にしか頼めんのじゃ。」
長の表情が暗くなっていく。
「しかし…お主は守貝様を殺してしまった…この村は滅びてしまう……」
「うっ…」自分はとんでもない事をしてしまった事をしり少し固まってしまう美穂。
「………そ、それで生贄はな、何をされるのですか?」
「うむ、ちょっと待っておれ。」そう言うと長はページをめくりだす。
「え〜となになに……『守貝様は生贄の女子の子宮に卵を生み付ける。行為は女子の下半身を飲み込み細い管を直接子宮口からいれ産卵する。産卵後は、女子は下腹部が重く少し膨らみ、守貝様は死んでしまうとゆう』」

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