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赤い水晶のペンダント
官能リレー小説 - ファンタジー系

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赤い水晶のペンダント 18

(橋だ!)
ようやく見えた橋は老朽していた
しかし、必死に逃げている美穂の目にはそれが分からなかった
川に叩き込んでも数の減らない魔物
牙と爪で切り刻まれた体に鞭を打ち、全力で橋に向かった
ここは確かに美穂に食事を与えた行商人達が通った道だ
所々補修されているが、あちこち穴が開いていた
気をつけて通れば問題ないが、腐った所を踏めば
ーばき!ー
…どばぁ!!!…
美穂は橋を踏み抜いて濁流に落ちた
ご馳走を逃がした魔物達はつまらなそうに森に帰っていった
濁流に飲まれてどのくらい流されどのくらい経ったのだろう
美穂は気付くと対岸の川岸に打ち上げられていた
背中には荷物、手には斧槍がしっかりと握られていた
「落ちても離さなかったんだ。溺れ死んだらどうすんのよ」
独り言で自分を叱った
ぐぅ〜〜〜
叱られて凹むようにお腹がなる
川は荒れてはいるが、上流ほどではない
しかし、魚を取るのは無理だと思った
荷物を降ろして食料を出そうとすると、川原に大きな貝があった
美穂の胴体くらい大きかった
殻は円筒でツルリとしていた
(割って焼けば食べられるかな?)
貝を揺すってみると、ずっしりと重たい
(食べ応えは十分そう)
そう重いながら川原の石を集め焚火の用意と鉄板替りの薄い岩を探した
ープスー
美穂の足に刺すような痛みが走る
「え?」
見ると貝から伸びる細い管が美穂の足に刺さっていた
「な!!?」
慌てて抜こうとするが、抜けない
管の先は銛状になっていてカエシが引っかかっていた
斧槍に手を伸ばそうとするが、足の先から動かなくなる
「ちょっ、いや!」
次第に膝、腰が動かなくなり、川原に倒れこむ
痛みはある。動けなくなるだけだった
貝は殻の中から半透明な肉の膜を出し、美穂の足の先から包み込んでくる
「いや…いやぁぁ!!!」
体が動かない美穂は悲鳴を上げるしか出来なかった
(食べられる、食べられちゃう!食べようとしたのに、生きたまま食べられちゃう!!)
冷たい肉のヒダが美穂の腰まで飲み込んだ
ずるり
包まれた下半身を伝うように何かが登ってくる
(いや・いや・いや!)
何かは美穂の短パンの中にもぐりこむと、股間をまさぐった
(いや・なに?うそ!)
じゅる・じゅる
そして美穂の膣の中に入り込む
(いやぁぁぁ!)
小指ほどの太さの管が膣内に潜り込み、さらに奥を目指す
麻痺していなければ、引き剥がせる貝の戒めに悲鳴すら上げられない美穂は涙を流した

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