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赤い水晶のペンダント
官能リレー小説 - ファンタジー系

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赤い水晶のペンダント 11

協会から借りたワンピースの寝間着の胸元から肌まで濡れるほどチャロは泣く
ようやく顔をあげると目は腫れ上がっていた
「もう、大丈夫?」
「はい!」
すっきりした顔で立ち上がると、美穂にお礼を言い部屋を出ていった
そして足音は隣のミーシャの部屋に移動する
<ミーシャ様、失礼します>
<入りなさい>
ミーシャの部屋に入る
<懺悔はできましたか?>
(ずっと聞こえてたでしょ!)
壁に耳をくっつけながら心の中で突っ込む美穂
<はい、私はミホ様に懺悔を聞いてくれました。そして教えを頂きました>
(教えてない・教えてない)
<そうですか。チャロはその教えに得る物はありましたか?>
<はい、とても大きな物を得ました>
(そんな大袈裟な)
<そうですか。ミホ様が傷ついて、ここに来られたのは、きっと神様の思し召しでしょう
チャロ、神とミホ様への感謝を忘れないように>
<はい、神様の思し召しとミホ様の愛に深き感謝を>
(愛〜!?)
美穂が一人コケてる間にチャロは帰って行った
(なんかとんでもない一日{?}だったな)
寝直そうとベッドに向かうと、床にチャロの精液と水たまりがあった
(どうしよ、これ)
トントン
誰かがドアをノックする。
「はい?」
ミーシャが静かに入ってきた
「ミホ様、今夜は本当にありがとうございます」
ミーシャは深々と頭を下げた
「や、ちょっミーシャさん。やめてくださいよ」
美穂は慌てて頭を上げてとお願いするが、ミーシャは続けた
「私は今までチャロに罰として鞭と辱めることで諌めようとしました
しかし、それがかえって深みに追いやってしまいました…
あの子に必要だったのは受け入れてあげる深い愛だったのですね!?」
一人盛り上がり、感激に瞳を輝かせるミーシャに引く美穂
(いや、あれは結果的に飴と鞭だと思う)
ようやく頭を上げてくれたと思うと、目を輝かせて迫ってくる
すごい迫力に美穂は後ずさる
ミーシャは美穂の足下にあったチャロの乾きかけた精液に気付かずに踏み、盛大に前にコケる
助けようとした美穂は腰にミーシャがしがみつき、タックルを受けたように後ろに倒れ、ベッドに頭を打ちつけ、そのまま気を失った
こうして美穂のメチャメチャな一日が終わった

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