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エルドラ戦記
官能リレー小説 - ファンタジー系

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エルドラ戦記 33

そして、エルドラ達は食事を終えるとバーバラの家に向かった。

ーバーバラの家ー

コンコン。

「バーバラママ、只今。」

ガチャ!!

「エルドラ、帰ってたの。」
「うん、さっき帰ってたんだ。」
エルドラたちはリブロの住宅街に向かいある一軒家につくと。
肉感的で年齢は30代半ばの長い金髪美熟女がエルドラを抱きしめて出迎えた。
「これがバーバラさんですか…」
「エルドラの奴、こましやがったな。」
エルドラを溺愛するバーバラをみてミモナは驚くが、ジェラはバーバラがエルドラに籠絡されたのを気付く。


ここで読者諸君にエルドラの生い立ちを語ろう。
実はエルドラは人間とインキュバスのハーフであった。

エルドラの母親は法皇領南部のラカンティア地方を治めるラカンティア侯爵エレナで父親はイグラートという高位のインキュバスであった。

事の発端は十四年前、イグラートが当時、次期侯爵だったエレナの美しさに惹かれて、彼女をさらったのが原因である。
そして、エレナは徹底的に陵辱されてエレナはエルドラを身籠ったのである。
そして、エレナは臨月になった頃、エレナは父親が依頼したある冒険者のおかげで解放された。
その後、エレナはその冒険者のお陰でかラカンティア地方へ帰り家族と再会してエルドラを産んだのである。
しかし、エレナの家族は魔族の子を産むなんて教団の戒律に背くと反対だった。しかし、エレナは産まれてくる我が子が魔族だからと言って堕胎なんて出来なかった。
このエレナの強い意志にエレナの両親は最終的に折れてエレナは白銀の髪と紅の瞳の男の子を産みエレナはこの男の子の名をエルドラという名前を付けた。

エレナの父親ラカンティア侯爵はエレナにエルドラを産む代わりにエルドラは屋敷に軟禁して外に出さず公の場には出すなと命令した。

この父親の命令をエレナは受けるしか無かった。
受けなければエルドラを守る事が出来ないのと、エルドラを父親みたいな淫魔にはさせて悲劇を繰り返したくなかったのである。
そして、エルドラが生まれた三年後、ラカンティア侯爵と侯爵夫人(エレナの母)が流行り病で相次いで亡くなりエレナはラカンティア侯爵を継いだのである。
一方のエルドラは生まれてから軟禁の身であったが、エレナに愛され乳母やメイド達に可愛がられてエルドラはそれなりに平和な日々を過ごしていた。

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