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エルドラ戦記
官能リレー小説 - ファンタジー系

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エルドラ戦記 3

「ヒィイイイイ、先生がやられた逃げろぉ……」
盗賊の頭はジェラがやられてエルドラに勝てないと判断して逃げ様とするが、直ぐに追いつかれ切り捨てられた。
「う〜ん、ここはそうだ、あたし坊やに負けたんだ…イタッ。」
「あっ、気が付きましたか、お茶です。頭痛に聞きますよ。」
目を覚ましたジェラはエルドラに負けたの思い出し頭を痛める。
そんなジェラにエルドラはお茶を差し出す。
「ありがとう、所で坊や名前はなんて言うんだい?」
「エルドラです。」
「良い名前だね。所でここは頭たちがいた街路じゃないね。」
さっきまで敵対した自分を助けお茶差し出すエルドラに戸惑うジェラである。
しかし、可愛らしいエルドラに助けられて悪い気はしないジェラであった。
それにあの頭は偶然別の盗賊に襲われたのを助けた縁で用心棒をしてただけだからどうでもよかった。
そして、ジェラはエルドラの名前を聞き良い名前だと褒める。
「所で、エルドラはあたしを助けたんだい?」
そして、ジェラはエルドラが自分を助けたのかたずねる。
ここはエルドラと戦った場所からかなり離れていた、何故盗賊の仲間をしていた自分をエルドラが助けた理由がジェラには解らなかった。そして、助けた理由をジェラはたずねる。
「別に大した事はないよ。強い仲間が欲しかったのと、お姉さんが綺麗だからだよ。」
「……ふふふ、エルドラあんた小さい癖に人を見る目があるよ。」
ジェラを助けた理由をエルドラが話すとジェラは一瞬呆れるが、エルドラみたいな可愛らしい少年が自分に興味を持ったのがジェラは笑い出した。
「まあ、あたしも行く宛ても無い身だ。あんたの仲間になってやるよ。」
「わ〜い、ジェラさん、ありがとうございます。」
「コラコラ、恥ずかしいよ。」
ジェラはエルドラの仲間になるのを決めるとエルドラは嬉しさの余りにジェラに抱き付く彼女の胸に顔を埋める。
恥ずかしがるジェラだが、満更でもなかった。
エルドラとジェラはともに街路を歩いていた。普通よりかなりの速さで歩いていた為か、道程を半ばほどでやっと日が暮れてきて、2人はテントを張って野宿する事にした。
ジェラが寝返った事は既に盗賊側が知らないはずが無いので、襲撃は無いと予想されるが、念のため2人は交代で見張りをする事にした。

何度目かの交代の後、ジェラの番となり見張りを始める頃には深夜になっていた。

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