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アルス正伝
官能リレー小説 - ファンタジー系

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アルス正伝 93

シルビアは微笑んでいる。だが目が笑っていない。
「わ…分かった。俺が悪かったよ。もう二度とアンタ達は誘わねえから…な」
アルスはそそくさとテントを出て行った。

「こ…怖ぇ〜。騎士の女は喰えねえぜ…」
アルスは諦めてドン達の所に帰ろうとした。ところが…
「フラれたのぉ?アルス様ぁ」
「お前は…」
そこにいたのはアクシミリアンの侍女の金髪娘だった。
彼女は全裸で、ムッチリとした太ももの間からはアクシミリアンに中出しされたのであろう精液がボタボタと滴り落ちていた。
「何だ、ご主人様とお楽しみだったんじゃねえのか?外まで聞こえる大声だったぜ」
「あの豚なら私のオマ○コにタップリ中出しして満足して寝ちゃったわ…」
彼女は自らの爆乳を揉みながら言った。
「でも私は全然満足してないのぉ…アルス様のオチ○チンで慰めて欲しいわぁ…」
「おいおい良いのか?」
「良いのよぉ…アイツいっつも一方的なんだもの。私、欲求不満になっちゃうわ」
主人が見向きもしない女が忠義立てして貞操を守る一方、毎晩可愛がってやっている(つもりの)女が不貞に走る…皮肉なものである。
据え膳食わぬは男の辱…アルスは娘の肩を抱き寄せ、耳元で囁く。
「へへ…悪い子だな。お前、名前は?」
「リンダよ」
「リンダか…よ〜し、俺がご主人様の代わりにタップリお仕置きしてやるぜ」
「キャ〜♪」
アルスがリンダの肩を抱き寄せて歩き出そうとした時だった。
「あら〜アルスさん、どちらへ?」
およそこの場には似つかわしくない、のんびりとした声がした。サフィアである。
「おお!サフィアじゃねえか。ちょうどいい、お前も一緒に抱いてやるぜ!」
「あら、そっちも女連れだったの…?でも私も負けないわよ」
軍師であるサフィアは今回の出兵にもアルスのアドバイザーとして同行していたのだった。
「私はリンダよ。愛人同士仲良くしましょうね。アナタ、名前は…?」
「私はアルスさんの愛人じゃないですよ〜。補佐役みたいな事してます。サフィアと申します〜」
ぽわぽわした雰囲気をまとったまま名乗るサフィア。アルスは軍師として彼女の知恵を借りるつもりで連れて来たのだが、ドンの意外な機略のために序盤では出番が無かったのだ…。

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