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アルス正伝
官能リレー小説 - ファンタジー系

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アルス正伝 42

「あぁ…もしかしたら、ああいう男が皇帝に相応しいのかも知れねえ…ん?」
広間の扉が開いた。入って来たのは兵士達に連行された三人の裸の娘達だった。皆、両手を後ろ手に縛られている。
「…前言撤回だ。ショーが始まるみたいだぜ」
広間の中央に設けられた壇上に立ったガイアが言った。
「諸君、今宵は私の主催したパーティーに集まってくれて大変に嬉しい。ここでちょっとした余興として三人の高貴な姫君を紹介しよう」
「「「ワァーッ!!」」」
招待客達から喝采が上がり、娘達は壇上に引き上げられた。
一人は黒い短髪のスレンダーな娘、もう一人は茶色い長髪のポッチャリした娘、三人目はまだ子供のような金髪の癖毛の娘、いずれもかなりの美少女だった。ガイアは黒髪の娘の肩に手を置いて言った。
「まず一人目はノーマ皇国が誇る名将グランディス元帥の孫娘エリーナ嬢、御年20歳」
「私に触るな!この下衆!」
「おぉ…威勢が良いね。続いてノーマ皇国の同盟国ファイエルン王国の王女リリアン姫、御年17歳」
「うふふ…皆さんも私のオマ○コ欲しい〜?」
「最後はノーマ皇国貴族リッテン侯爵の娘、フィメール嬢、御年12歳」
「……」
エリーナと呼ばれた娘以外は既に正気では無いようだった。彼女達の赤く腫れ上がった性器からは精液がポタポタとこぼれ落ちていた。おそらくここに連れて来られる前に散々陵辱されたのだろう。
「要は旧ノーマ側のお偉いさんの娘達って訳だね…」
カルラが小声で呟く。
「あぁ…どうでも良いが、あのリリアンって姫様、なかなか良い体してやがんなぁ…」
「アルスさんはそればっかりですね〜」
「仕方ねえだろ?俺は爆乳女が好みだからよ〜」
厳しい突っ込みを入れられたアルスはあっさり開き直る。まあ、正直な所がこの男の美点の一つでもあるのだが…。
「ははは、あんたらしいよ」
アルスとサフィアのやり取りに笑うカルラ。
そこに再び扉が開き、ゴロゴロと数人の兵士達に押された台車が入って来た。その上には断頭台が乗せられていた。
それを見た娘達は目を見開いて凍りつく。ガイアは高らかに宣言した。
「ではこれより処刑ショーを始めよう。まずはエリーナ嬢」
「「「オオオォ〜ッ!!」」」
再び歓声が上がり、二人の兵士がエリーナの両腕を掴んだ。
「離して!自分で行くわ!」
エリーナは体をよじって兵士達の手を振り解くと、自ら断頭台に歩み寄り、その前にしゃがみ込んだ。

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