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アルス正伝
官能リレー小説 - ファンタジー系

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アルス正伝 23

「あんたの言う通りだ。能書きを垂れる前に勝つしかないね」
アルスの言葉に同意するカルラ。
「そうだカルラ!景気付けに一発やるか?」
「良いね〜。サフィア、後は任せたよ」
「はい、カルラ様」
話が付いた途端、二人は服を脱ぎセックスを始める。
「今日も可愛がってやるぜ、ママ」
外の通りには軍事物質を満載した馬車や伝令の早馬がけたたましく行ったり来たりしている。
そんな音を聞きながらアルスとカルラは、その日も一日ベッドで激しく愛し合った。

その翌日、ノーマ皇国軍は総司令官ディアナ皇女の軍旗を先頭に、盛大な見送りでアンブレラ城を出発した。
ノーマの正規軍、各国・各市の援軍、傭兵、その他…合わせて約15万の大軍である。その中にアルス達もいた。
「はぁ…はぁ…はぁ…ご…ご主人様ぁ…重いですぅ…」
エルザは大量の荷物を背負わされ、息も絶え絶えで歩いている。アルスは奴隷に愛情を持って接するが、甘やかせはしない。なぜなら奴隷だからだ。
「ご主人様ぁ、エルザが死んじゃいます〜。半分でも良いから私に持たせてくださいぃ〜」
アイシャは涙目でアルスに訴える。
「何言ってんだ。エルザの持ってる荷物なんて、お前の半分の量も無いんだぞ?」
「でもあの子は今まで力仕事なんてした事無かったから、あれだけでも辛いと思います。お願いします、ご主人様ぁ…」
アルスは少し考えて言った。
「よし、分かった。じゃあアイシャとエルザの荷物を交換しよう!」
「ど…どうしてそういう事になるんですかぁ〜!?」
「これはエルザのためだ。早く慣れて楽になってもらうために、あえて厳しくする。俺だって辛いんだぜ?」
物は言いようである。結局アイシャの優しさがアダとなり、エルザの荷物は二倍に増えた。
「エルザ、ごめんね…ごめんね」
アイシャは泣きながらエルザに謝ったが、当のエルザには、もう言葉の意味を理解する気力も無かった。
行軍は炎天下、日が暮れるまで一度も休まずに続いた。その日、エルザは行軍中に5回失禁し、4回嘔吐し、3回脱糞したのであった。

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