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アルス正伝
官能リレー小説 - ファンタジー系

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アルス正伝 15

「ご挨拶の時にはまず片膝を付いて、頭を下げて名を名乗り…ああ、服は襟元までちゃんと閉めろ」
「面倒くせえ…悪いが俺は礼儀作法なんて知ったこっちゃねえ。やりたいようにやらせてもらうぜ」
そう言うとアルスは庭園中に響き渡るような大声で叫んだ。
「お〜い、お姫様!!アルスだ!あんたが会いてえって言うからわざわざ来てやったぜ!とっとと出てきな!」
「わぁ〜!!な…何という事を!!?」
クロイツァーは慌てふためきアルスの口を押さえようと飛びかかったが、アルスの腕のひと払いで地面に転がされた。
「あぁ、悪りぃ」
だがクロイツァーは倒れたままウンともスンとも言わない。どうやら頭を打ってのびてしまったようだ。
「何だ、情けねえな。それでよく近衛騎士連隊の隊長さんが勤まるもんだ」
自分で気絶させておきながら、少しも悪びれる様子も無くアルスは言った。
アイシャはもう放心状態で小便をダラダラ漏らしながら…
「もうダメぇ…私達死刑ですぅ…ごめんね赤ちゃん…」
そう言うとバッタリ倒れ込んだ。
アルスがキョロキョロと辺りを見回していると女官らしき二人の娘がこちらに走ってきた。
「あ…あなたですか!?今叫んだのは…?」
「ああ、そうだ。あんた達、姫様を知らねえか?」
「この無礼者!!恥を知りなさい!畏れ多くも皇女殿下に対し…」
「良いのです、エルザ」
二人の女官の後ろから声がし、白い軍衣をまとった美しい女性が現れた。
「初めましてアルスさん。ディアナと申します」
流れるような金色の長髪に彫刻のような美しい顔立ち、白い肌に透き通るような青色の瞳…確かに人々が彼女の事を“女神”と呼ぶのも納得できる容姿だ。だがアルスはそのちょっと下を見ていた。
(乳、あんまデカくねえな…)
この男、女を見る時は乳が第一なのだ。もちろん容貌も重要な要素だが、貧乳の大美人と爆乳の普通女を選べと言われたら普通女の方を選ぶ。価値判断の最重要ポイントは乳房の大きさなのだ。
もちろんディアナも貧乳という訳ではない。アルスのお眼鏡に適わなかったとはいえ、平均よりはやや大きめである。スイカのような爆乳でなければ満足しないアルスが贅沢すぎるのだ。
(それよりあのエルザって女、良い尻してやがる。乳もまあまあだし。あの尻に俺のチ○コを突っ込んでヒィヒィ言わしてやりてぇ…)
アルスはエルザと呼ばれた女官を見ながらぼんやりと考えたが、ふと思い直してディアナに言った。

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