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5大聖龍とその女達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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5大聖龍とその女達 100

しかし村でもかなりの美人に位置するエリアたちから告白されて、彼女たちを「そういう目」で見ないわけがなくて。
今まで空想の中でしか見なかった極上のスタイルに、アレスが返事に窮していると。
エリアたちは意味ありげに笑って手にしていた武器を放り捨てた。

「ふふふっ・・・やっぱりかわいいわね〜、アレスちゃん。
 ・・・うん、決めた。ここでアレスちゃんを・・・食べちゃう♪」
「た、食べるって、まさか・・・!?」
「アレスぅ・・・あたしたちの気持ち、もうわかってんだろぉ?
 この期に及んで『できない』なんていうなよ、な・・・?」
「ちょ、落ち着・・・むぐっ!?」

言い終わるが早いか、マリーはそう言うと、何とか押し留めようとするアレスの唇を奪った。
それに遅れてエリアも一緒にアレスの唇に吸い付く。
美女2人によるトリプルキスであった。
さすがに深くつながることはできないので舌を中心になめあい、吸いあいといったもどかしくも心地よいキス。
美女2人に吸われながらアレスは思った。
やはり2人ともまともじゃない、と。
エリアは誘惑こそするが、こんな強引なことはしないし、マリーにこれほど大胆なことはできない。
魔物ウルゥが吐き出した寄生魔物によって、好意が暴走しているのであろう。
こんな形で結ばれるのは不本意であったが、仲間同士で殺し合いするよりはずっといい。
むしろ2人を助けるためにこの状況を逆手に取ったほうがいいだろう・・・。
そう考えたアレスは、覚悟を決めて2人を抱きしめた。
正気に返った2人に泣かれたり、ボコられたりする覚悟を決めて。

――――

その頃。魔物ウルゥ&ラムサvs緑の首なし巨人の戦いはすでに始まっていた。

「はあぁッ!」
「うおりゃああぁぁっ!!」

ザシュッ!ド・・・ドドドドドンッ!

ラムサの手刀を皮切りに、魔物ウルゥの火炎魔法がまるで火の雨のように巨人に降り注ぐ。
まわりは木や草などの引火物が満載なのに、彼女の魔法がそれらに飛び火することはない。
恐るべき集中力と、操作技術だ。
明らかに巨人を押しているのは2人のほうなのに、魔物ウルゥは明らかに不満そうな表情を浮かべている。
そして我慢の限界とばかりに魔物ウルゥが吠えた。

「ラムサぁッ!てめえ、さっきから何うろちょろしてやがるッ!?
 殺されたくねえなら殺されたくねえでおとなしくしてろぉッ!?」
「何を言っている。我の援護がなければ、貴様もそのような魔法を使えまい?」
「こ、この・・・!いざ使おうってタイミングには、ここぞとばかりに邪魔してくるくせに・・・っ!?」

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