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5大聖龍とその女達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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5大聖龍とその女達 72

魔物ウルゥはイヤでも子作りをさせるために、人間ウルゥを発情させたのだ、と。
しかもその発情のレベルが半端ではない。
触れただけで絶頂に達し、母乳と潮を吹くという念の入れようだ。
人間ウルゥはまだ自分の身体の変化の理由を知らない。
ボアライダーの吹き矢の毒によるものと信じている。
かと言ってアレスに人間ウルゥに気づかれることなく魔物ウルゥを呼び出す手段があるはずもなく。
アレスは魔物ウルゥが出てきてくれるのをひたすら待つしかなかったのだった。
しかし性悪の魔物ウルゥが早々に顔を出すなんて都合のいいことがあるはずもなく。
発情させられたウルゥは苦しそうに母乳と潮をしぶかせるばかりであった。

(くそっ!あの野郎、オレがウルゥを抱くまで出てこないつもりかよッ!?)
「あ、れす・・・さ・・・助け、て・・・。
 熱いの・・・苦しいのぉ・・・!早くこの疼きをっ・・・止めてぇ・・・ッ!!」

源泉から湧き上がる清水のように、無限に出てくる性欲に人間ウルゥはどうしていいのかわからない。
ただ熱病に浮かされたかのごとくアレスに救いを求め続けるばかりだ。
もしこの時彼女が自慰の1つでも知って入れば、対処のしようもあっただろう。
しかし性的なことにまるで免疫のない、純朴な彼女にオナニーしろだなんてアレスが言えるはずもないし、ウルゥもやれるわけもなかった。
もはやあふれ出る母乳と潮は服でも押し留めることができず、ちょっとした水たまりを3つ作っている。
これではラムサたちが帰ってくる前に、ウルゥがどうにかなってしまう。
そう思ったアレスは覚悟を決め、おもむろにウルゥの唇を奪った。

「―――ッ!?ッ、〜〜〜ッ!?」

突然のキスにウルゥは驚き、そのショックで軽い絶頂に何度か達する。
さらにアレスの舌が彼女の口の中に入り込み、彼女の口の中をいたわるように舐めまわし始めた。
突然の事態に、情欲で壊れる寸前だったウルゥの脳に理性が戻る。
何しろほれた男が自分の唇を奪ってくれたのだ。
夢だと思わずにはいられなかったのだろう。
しかしこれは現実。まごうことなき現実である。
それを知ったとき、人間ウルゥはいまだかつてない幸福感に満たされた。

「あ・・・ふう・・・っ♪」

心底うれしそうに微笑むウルゥ。しかしアレスにはそれがつらい。
これは彼女に巣食う魔物を落ちかつかせるために治療行為。
愛も何も入る余地のない、ただの行為。
まるで彼女の好意を利用したような交わりに、アレスは胸を痛ませずにはいられなかった。
しかしやらねば彼女が魔物に完全に乗っ取られる。
それはウルゥの死を意味する。
アレスはできるだけ行為に集中することで考えないようにしながら、むき出しにした彼女の乳房にかじりついた。

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