5大聖龍とその女達 22
しかしその顔は微笑んでいても、その奥からは鬼神の姿が覗える。
「へぇ〜、何回もバコバコとねぇ〜。それはさぞかし、気持ちよかったことで」
マリーも戦闘態勢を取り、アレスに近づく。
「アレス君、わたし、わたし、ずっと待ってたのにぃぃぃ!!」」
ウルゥはというと、どこからか持ってきたのか分からないフライパンを持ち、アレスに迫る。
「い、いや…あはははは……」
アレスはもうただ笑うしかなかった。
「ア〜レ〜ス〜(君)!!」
「い、いやああああああ!!!」
それから1時間後、漸く3鬼神による尋問&鉄槌から開放されたアレス。
その姿はもうボロボロで、顔には数多くのあざが目立つ。
「まったく、アレスには困ったもんだ!(あたしだって、アレスの赤ちゃんほしいのに……)」
「まあまあ…マリーちゃん、もういいじゃない?おかげでこっちもすっきりしたんだし(でも、やっぱりほしいなぉ〜)」
「そうだよ、もう許してあげよっ(赤ちゃんかぁ〜、アレス君との子ってどんな子なんだろう……)」
3人は様々な思いを胸に、漸く事態は収まった。
「「「(こうなったら、無理矢理にでもアレス(君)を家に連れ込んで、それから……)」」」」
そして新たな思いが芽生えた。
「おい、いつまで寝ている!早く起きろ!」
ラムサは頭をゲシゲシと蹴り、アレスを起こそうとしていた。
「い、いて!やめろ、やめろ!!」
ラムサによって無理矢理起こされたアレス。
最早、立つのもやっとである。
「時間を大分浪費したが、そろそろ行くぞ!早くお前の両親に会わなければな」
「お、おい、ちょっと待てって、いて!」
ラムサに左腕を掴まれ、無理矢理連れて行かれるアレス。
しかもその瞬間ラムサの爆乳がアレスの腕に当たる。
アレスは時々顔を顰めるが、それを3人が見逃すはずがなかった。
「ねぇ、アレス君!うちに来ない?冷たいものでも飲みながら、身体の手当てしてあげるから、ね?」
最初にアレスに抱きついたのはウルゥだった。
右腕に抱きつき、柔らかな美巨乳がアレスの腕を包み込む。
「お、おい!ウルゥ……」
「おい、アレス!うちに来なよ!傷の手当もするし、今日は結構デカイ獲物を仕留めたから、見に来てくれよ」
ウルゥの後はマリーが後ろから抱きついてきた。
アレスの背中越しから爆乳の感触が伝わってくる。
「こ、こら!マリー……」
「ねぇ、アレス〜…私の家に来ない?私があなたの身体を隅々まで診てア・ゲ・ル♪」
最後に正面から抱きついて来たのはエリア。
ビキニ越しから重量感たっぷりの果実が目下から覗える。
「ちょっ、エリア!」
これでアレスは前後左右、完全に身動きが取れなくなった。
左にはラムサの爆乳、右にはウルゥの美巨乳、後ろはマリーの爆乳、そして前方はエリアの魔乳。
これだけの胸に囲まれて興奮しない男はいないだろう。
だが、アレスにはそれができない。