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僕の侍女はどこにいるの?
官能リレー小説 - ファンタジー系

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僕の侍女はどこにいるの? 100

夢でも見ているのかと思ったのか、しきりにまぶたをこすっている。
そして再びぼくを見る。
そうだよ、エリー。ぼくは帰ってきたんだ。
これは夢なんかじゃない。正真正銘の現実だよ?
感動のあまり声にならないのか、エリーは口元を押さえ、両目からはあふれんばかりの涙をたたえる。

「リ・・・ス?」
「・・・ただいま、エリー」

ぼくの一言で、エリーは堰を切ったかのように大粒の涙を流しながらぼくの胸に飛び込んできた。

「リスぅぅううっ!!」
「うわっ!?」

ぼくはそれを受け止めようとしたけど、受け止め切れなくて。
そのままぼくはエリーを抱きしめたまま、イスごと床に倒れてしまった。

「リス!リス!リスぅっ!」
「いたた・・・。だ、大丈夫だよ、エリー。
 ぼくはもう君たちを置いてったりなんかしない。
 もうずっと一緒だよ?」
「会いたかった!会いたかったよぉっ・・・!」

・・・ダメだ。
一日千秋の思いでぼくを待ち続けていた思いが爆発したようで、まるで子供みたいに泣きじゃくってる。
ぼくは彼女を落ち着かせるために、エリーをいったん力任せに引っぺがすといきなり彼女の唇を奪った。
エリーを落ち着かせるための荒療治だ。
彼女の口内に舌を突っ込み、エリーの口の中を思うがままに蹂躙する。
するとエリーもすぐに同じようにぼくと舌を絡め合わせ始めた。
いつまでそうしていただろうか。
情熱的な口づけを交わしていたぼくは、頃合を見計らってエリーから唇を離す。

「あン・・・」

名残惜しそうな声を上げるエリー。
唇と唇をつなぐぼくたちの唾液が糸のように伸び、切れた。

「・・・落ち着いた?エリー」
「・・・ああ、りす・・・りすぅ」

激しいキスによってようやく落ち着きを取り戻したエリーはまるで子犬か子猫のようにぼくに甘えてきた。
ぼくは彼女が満足するまで、優しく抱きしめ続けた。
魔界に行く前よりはるかに大きくなったエリーの胸から母乳がにじみ、ぼくの服をほんのりと濡らす。
あの頃よりはるかに女らしくなった身体に、ぼくの息子は不覚にも大きく反り返っていく。
い、いけない。落ち着け。
まだみんながぼくの帰りを待ち続けているのに!
必死に息子をなだめようとするぼくを見て、何かを察したエリーはクスリと微笑んでこう言った。

「ね、りすぅ・・・しよう・・・?
 アレからずっとリスに抱かれてなかったから、ほら・・・もう私の身体、こんなになっちゃったの」

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