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僕の侍女はどこにいるの?
官能リレー小説 - ファンタジー系

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僕の侍女はどこにいるの? 97

「ライールの旦那!リスペクトの若旦那が帰ってきましたぜ!!」
「り、リス!?」
「「リスペクトさま!?」」
「魔界から帰ってきたのか!?」

家の中では父さんと母さん、そしてバランの呪いを解く手助けをしてくれた龍巫女のシャーテさんと鬼巫女のユカさんがそろっていた。

「リス・・・ようやく帰ってきてくれたのね!?」
「どうやら呪いを解いてこれたようだな。
 エリーたちがおまえの姿を見たらきっと喜ぶだろう」
「父さん、それよりエリーたちは大丈夫なのっ!?
 シーリィたちから性欲が暴走しているって聞いたんだけど・・・!」

ホントはバランの呪いが解けたことを喜んでもらいたいところだけど、今はそれどころじゃない。
ぼくはすぐさまエリーたちのことを聞いた。

「そうか、シーリィたちから・・・。
 安心しろ、ここ最近は性欲も少し落ち着いている」
「ホントっ!?」
「ああ。それどころか、おまえが戻ってきてくれたおかげでエリーたちの性欲の暴走を止める目処が立ちそうだ」
「えっ!?それってどういうこと!?」
「落ち着かれませ、リスペクトさま。
 そこから先は私たちシャーテとユカが説明させていただきますわ」

思わぬ展開に興奮するぼくを、シャーテさんとユカさんが優しくたしなめながら説明してくれた。
何でもエリーたちの性欲の暴走はばくが呪いに苦しんでいたときからその兆候があったらしい。
その時はそんな大したことにはならないだろうと思っていたらしいんだけど、ぼくが魔界に旅立ってから事態は一変した。
それまで性欲を抑えつけてきた薬が効かなくなってしまったのである。
性欲に狂ったエリーたちは、ぼくの名前を呼びながら、食事や睡眠の時間すら惜しんで自慰にふけった。
この緊急事態に呼ばれたのがシャーテさんとユカさんだ。
調べた結果、原因は彼女たちに感染したバランの呪いによるものだと判明した。
バランの呪いの消失に伴い、エリーたちにかけられた呪いが変質したのだ。
バランの魂の入れ物を作らせることから、ぼく・・・リスペクトの孕み奴隷となる内容に。
幸か不幸か、一生ぼくと添い遂げることを誓っていたしエリーやぼくを慕ってくれるマリューカさんたちには呪いの意味を持たない呪い。
しかしそのせいで今まで抑えていたぼくへの想いが、性欲となってあふれ出てしまったのだ。
呪いではない純粋な思いに、魔法や薬は効果がなく。
また身重の身体に負荷を与えるわけにもいかず、放置するしかなかったが・・・。
一度ぼくの子供を産んだせいか、性欲が少し落ち着いてきたらしい。
今のうちに何とかしなければ・・・と思っていた矢先にぼくが帰ってきたというわけである。

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