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僕の侍女はどこにいるの?
官能リレー小説 - ファンタジー系

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僕の侍女はどこにいるの? 91

その行為が結局…数年間も魔界に滞在する事になり、妹のシーリィが魔術師になるまで帰ってこれないようになるとは、この時のリスペクトは思いもしなかったのだった…


と言うのはミュレリアと繋がったまま見た夢だった…………
二人は数限りなく繋がり、そして疲れ果て、二人とも眠っていたのだった・・・・・。
眼を覚ましたリスペクト。
「ミュレリア・・・・・」
「・・・・・・んー・・?」
ミュレリアも眼を覚ます。
慈愛に満ちた表情で、自分のおなかを撫でながら、言った。
「ありがとう・・・・・どうやら、子を孕むことができたわ・・・・。」
「お礼を言うのは僕のほうです。ようやく体の中がきれいになりました。」
「ええ、ありがとう。バランの力、すべて返してもらったわ。」
3日かけての交合により、ついにリスペクトは大魔王ミュレリアにバランの力を委譲し、妊娠させることに成功したのだった。
その夜、大魔王の妊娠を祝うパーティが魔界全土を行われた。
リスペクトは臣下の魔族から大魔王を妊娠させたことに深く感謝され、一部の女性魔族からは自分も孕ませてほしいと詰め寄られたりしていた。
しかしリスペクトは人間界に残してきた妻たちのことが心配だという理由から、丁重に断らせてもらった。
「・・・ふぅ、疲れた。
 ミュレリアを孕ませただけで、ここまで大事になるとは思わなかったよ」

感謝と誘惑の猛攻から逃れたリスペクトは、城のテラスでジュースを飲んで一息ついていた。
魔族たちはしきりに酒を勧めてくれたが、人間界ではまだ若いリスペクトに酒は飲めない。
そのため急遽用意されたのがこのジュースだった。

「あらあら。この大魔王を種つけた英雄がこのくらいのことで疲れちゃったの?」

背後からの声に振り向くと、そこにはイブニングドレスに身を包んだミュレリアが立っていた。

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