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僕の侍女はどこにいるの?
官能リレー小説 - ファンタジー系

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僕の侍女はどこにいるの? 83

「・・・・・はっ!ここは・・・。」
「ここは我が寝室。試練の幻夢、突破したようね。」
気絶したままのグレタを横に寝かせて、大魔王が言った。
「さて、幻夢を突破し、バランとのつながりを見事断ち切った君から、私はバランの力のすべてを引き上げねばならない。」
「どうすればいい?」
「簡単なこと。私を抱けばいいのよ。ただし・・・・・二人とも、足腰が立たなくなるくらいにね。」
「あっ、足腰立たなくなるまでっ!?」

大魔王の言葉にリスペクトは驚いた。
いくら精力旺盛なリスペクトとは言え、そこまで激しく求め合ったことはエリーたちとさえやったことはなかった。
その様子に大魔王は苦笑を浮かべてこう言った。

「驚かせてごめんなさいね?
 でもそのくらいがんばらないと、私が受胎することはできないの・・・」

そして大魔王は話し始めた。
自分には妊娠経験がないこと。そしてなぜ今まで妊娠しなかったのかを。
大魔王の話によると、魔族の女は基本的に自分より強い男でなければ妊娠することはできないらしい。
それは力を第一に考える魔物の本能とも言うべき習性らしい。
上級魔族に両性具有が多いのは、少しでも妊娠の可能性を高めるための苦肉の策というわけだ。
しかし魔族の王たる大魔王となると、自分を妊娠させるような魔物はまずいない。

「でもデヴィル族の王の呪いに耐え、乗り越えられたあなたならば子供を宿せる、そう思ったのよ・・・」

そう言う大魔王の顔はひどくさみしげで、2つの性を持つがゆえの苦悩がにじみ出ていた。
「だからお願い・・・!私に女の悦びを教えてちょうだい!
 これは大魔王としてではなく、1人の女としてお願いするわ」
「・・・・・・!」

その時、ふとリスペクトの脳裏にあの時の記憶がよぎる。
バランの呪いで女となり、テオドラの子供を産んだことを・・・。
出産後はすぐに男に戻されたが、産んだときに感じたあの幸福感は決して忘れることはできないだろう。
そして目の前にあの気持ちを味わいたいと願う人がいる。
ならば何を迷うことがあろうか。
リスペクトは力強くうなづき、大魔王の願いをかなえることにした。
「じゃあ・・・・これは必要ないから・・・・・。」
大魔王が眼を閉じ、念じる。
「うわ・・・・・。」
大魔王の股間から、ペ○スが奥へ吸い込まれるように消えて行き、普通の女性器になったのだ。
ペ○スがすっかり消えると、彼女がリスペクトに歩み寄る。
「さて、あなたの心とバランの心は切り離された。あとは体内に残るバランの力のすべてを、私の中に注ぎ込むだけ・・・。ふふ・・・。」
ばさっ。
大魔王はベッドに寝ていたリスペクトにゆっくりとおおいかぶさった。そして彼のペ○スを握る。

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