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僕の侍女はどこにいるの?
官能リレー小説 - ファンタジー系

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僕の侍女はどこにいるの? 75

僕はエッチしたくて溜まらないのだけれど、グレタさんは『駄目よ』と言って結局悶々としたままお風呂から上がったんだ。


裸のまま僕が通された部屋は、巨大な魔法陣が書いてある部屋だった。
そこには、大魔王様が全裸で立っていた。
完璧なスタイルに、唯一男根のある両性具有の身体、それは上位魔族の証しだ。
「今より、貴方の魂をバランから引き離す為に……貴方の魂を14歳の過去まで飛ばします……
即ち、14歳から人生をやり直しになるのですが、2年後に再びバランと対決しなければならない運命は変えれません……でも、今現在までで築いた人々との心の繋がりは、過去に戻っても引き継がれ……貴方の戻った過去は体験してきた過去とは少し違うでしょう……そこで、貴方がバランに真に打ち勝つ術を身につけれた時、真の意味でバランと貴方は別々になれるのです」
僕は余り理解出来なかったけど、どうやら過去に戻る事は理解できた。
そして、再びバランと対決しないといけない事も……

「心配しなくても、貴方の妻である女性達は、過去に戻っても繋がりを失う事はありません……それは魂は時間や時空と関係なく繋がっているからです……そして、貴方の使い魔が、貴方を助け導いてくれるでしょう……」
ドキドキする程魅惑的な笑みを浮かべた大魔王様……顔が近づき、唇を重ねられた瞬間、僕の意識は闇に沈んだんだ。




……ス……リス……リス様……リス様ってばっ!……
僕は誰かに声をかけられ目を少し開く。
兎に角、眩しい……
目が少し慣れてくると、よく見知った顔が僕の目の前にあった。

「あれっ?!……マリューカ?……」
「あれっ、じゃないよリス様!……もう起きないと学校に遅れるんだから!!」
学校?……
ああ、そうだ学校だ……
僕はリスペクト、14歳……魔法学院の特別科の生徒だ。
あれ……何か大事な事……忘れてる気がする……まっ、いいか……
「リス様っ!!」
ちょっと怒ったマリューカの声で我に返る。
急いで学校行く用意しなくちゃ!


僕が慌てて制服に着替えて食堂に行くと、父さんの使い魔達や、母さんの使い魔達が朝の準備をしてる。

妹や弟達もぞろぞろと降りてきて広い食堂が一気に狭くなっていく。
そして、料理を持った母さん達……リタ母さんとアリサ母さんが現れる。
??……母さんが2人?……えっと、確かに僕の父さんは2人の女性を妻にしている。
妹のシーリィとかを生んだ優しいリタ母さん、僕とかを生んでくれたアリサ母さん。
両方、僕にとっては大事な母さんだ。
そんな2人の母さんに朝の挨拶を手早く済ませ、僕はご飯をかき込み急いで家を出る。
そして、何時もの集合場所まで来ると、先にみんなが集まっていた。

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