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僕の侍女はどこにいるの?
官能リレー小説 - ファンタジー系

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僕の侍女はどこにいるの? 73

「冥界ですって?そんなわけないじゃない!」
「そんなことを言っても、彼にはわけがわからないでしょう。ちゃんと説明しなくては」
「めんどくさー」

どこからともなく、声が聞こえてきた。
声はすれども姿は見えない。
『そんな事言わずに説明してあげないといけませんよ』
『しかたないなぁ・・・』
そんな声がした後、僕の目の前に凄く綺麗でカッコいい女の人が現れた。
ニッコリと微笑むその女の人が口を開く。
「ようこそリスペクト君、ここはもう魔界の中・・・淫魔族の居城よ」
もう魔界?!、僕はとうとう魔界に来たんだ。
「遅いから迎えに行かせたんだけど、やっぱりこうなったのね・・・私は淫魔の女王グレタ、これからリスペクト君を魔龍で大魔王の所に送ってあげる」
驚く僕にグレタさんはそう言ってウインクしたんだ。
ここ魔界は様々な種族が住んでいて、種族ごとに王がいる。
サイルレイズさんもデヴィル族の王であるし、あのバランだってデーモン族の王だ。
その種族を纏めるのが大魔王で、魔貴族と呼ばれるアークデーモン族の王でもあるんだ。
その大魔王の居城は魔界の中心部にあるんだけど、僕はグレタさんの魔龍で送ってもらう事になったんだ。
魔龍ではあっと言う間に魔界の中心部に着き、魔王城の一角に魔龍は下りる。
僕はサイルレイズさんとグレタさんに案内され、中へと入っていった。
魔界だから恐ろしい感じかと思ったけど、人間の世界のお城と変わらない。
違いと言えば、兎に角大きくて広いところ。
そんな広い城の中を歩き、とある扉の前まで来た。
「ここは、大魔王様の執務室だ」
サイルレイズさんが衛兵と話し、衛兵が取り次いで扉が開く。
そしてサイルレイズさんとグレタさんが頭を下げる。
「サイルレイズ、グレタ・・・リスペクト殿を連れてまいりました」

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