PiPi's World 投稿小説

僕の侍女はどこにいるの?
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 3
 5
の最後へ

僕の侍女はどこにいるの? 5

でもその時、自分が想像した以上の火力が出る。
「うぁっ!・・・」
思わず後ろに飛び跳ねてしまった。
「そういえば・・・リス様はエッチは初めて?」
「うっ、うん・・・そうだけど・・・」
その様子をみていたマリューカさんに問い掛けられ、思わず赤面してしまう。
「あのね、魔道の強さは精神力の強さが関わるよね?」
「うん・・・そうだよ・・・」
「それ以外にも強い欲求や欲望、願望も魔道を強くする要因でしょ」
「あっ!・・・」
ようやく僕はマリューカさんの言いたいことが分かった。
「エッチを始めて知って性欲が強くなったから、自然と魔道が強くなったのよ・・・だから使い魔が異性じゃなきゃ駄目なのよ」
なるほど、そうだったのかと納得してしまう僕・・・でもちょっと疑問があった。
「でも異性を使い魔にしなければならないのは男だけになってるのは?」
「ふふふっ・・・それは女の子の特権みたいなものよ・・・」
マリューカさんの言葉はこの時は分からなかったけど、それがどう言う意味か判ったのはだいぶ先の話だった。

多少の疑問はあるものの食事にする事にした。
下手すれば、1ヶ月丸々居ることもあるので、その為の食料、荷物はたっぷり持ってきた。人によっては全て現地収入、って事で手荷物程度の量で洞窟に入っていくけど僕は自分の身体と同じくらいの量だ。
「そういえばマリューカさんはなに食べるの?」デーモン族が何を食べるのか僕は分からなかった
「あら。デーモン族といっても、いろんな種族があるのはリス様たち魔導士なら知ってると思うけど、同じように種族によって様々よ。魔界にもいろんな動物などがいるわ。主にそいつらの肉を食べる種族もいるし、木の実などを食べる連中もいる。私は人間と同じものが食べられるわよ。」
「それは助かります。」
僕は干した牛肉と、乾パン、それに水を取り出した。

牛肉はあぶって、乾パンはそのままかじって、僕たちは簡単な食事をすます。
あ、そうだ。
「これは食べます?」
僕はリンゴを1つ取り出した。
「あら。果物持ってきたの? ね、ね、私にもください♪」
「はい。半分ずつにしましょう。」
そう言って僕はナイフを出して半分に割って片方を
マリューカさんに差し出した。

「おいし〜♪」
「気に入っていただけて何よりです。」

食事を終えて、片付けてると。
「でも果物持ってきてたのね。私人間界の果物って好きなの。どうやって保存してるの?」
「今はまだ初日だし、何より、この箱は魔力で1月半くらいまでは食べ物をそのまま保存できるんだ。でも箱の大きさに限界があるから、僕は果物だけを入れてきたけどね。」
「用意がいいのね。知ってる?魔族の間では人間の食べ物って実は結構人気があるのよ。」

片付けながら何気ない話をしていると。

「ぎゃーーー!!」
叫び声が聞こえてきた。
僕たちが声の方へ言ってみると、大量のインプの死骸・・・インプは低級の悪魔族で、使い魔にもできないのだが、けっこう厄介な相手。声の主はコイツらのようだ。
その死骸の中央にいるのはデーモン族のお姉さんと、人間の少女。少女は僕が知っている人物だった・・・
「エリー・・・君もこの洞窟に来てたんだね!」
エリーは僕と同じく魔導士の試験を受ける少女・・・でも彼女の方が優秀で14歳で試験を受けるだけの実力を持っているのだ。
ブロンドの長い髪となかなかいいスタイルの美少女であるが、他のみんなは話しづらいって言ってる。
僕はけっこう仲良くしてたけど・・・

でもここで会ったエリーは、何か僕に会ったのが不味いのか気まずそうに俯いた。
どうしたんだろう?・・・そう僕が思っていると、エリーの隣にいるデーモン族のお姉さんが口を開いたのだ。
「あら、マリューカじゃないか?」
「ありゃ!、シャノンも主人を見つけたの?」
どうやらマリューカさんと知り合いみたいだ。

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す