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僕の侍女はどこにいるの?
官能リレー小説 - ファンタジー系

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僕の侍女はどこにいるの? 38

「ふふふっ・・・では魔族の血をやろう。エリーには先にくれてやったが、お前を魔族に変え、俺の奴隷にする素敵な血だ・・・有り難く受け取れ」
「有難うございます、ご主人様・・・」
屈伏の言葉を吐いてしまった僕は、いけないと分かっていても止める事ができない。
僕はご主人様の血の滴る指に吸い付いた。
その瞬間、僕の心臓が大きく脈打ち、身体の中身が変わっていく感じがする。
そして、胸には魔族紋・・・僕は魔族、レッサーデーモンにされてしまったのだ。

そこで僕は目が覚めた…横ではテオドラさんが眠っている…それにしても酷い悪夢だったアソコが濡れているのは夢のせいだろうけど…ふと気づくと僕らは紫色の濃い霧に包まれている、これが悪夢の原因かも?そういえばテオドラさんも、先程からずっとうなされているし。
とりあえず、この霧の出所を調べよう。うなされているテオドラさんをゆすり起こす。
「テオドラさん、起きて下さい…」
「ううぅ………」
全く起きる気配が無い…どうやって起こそう……試しにテオドラさんの頬に口付けてみた
「うぅん…」
すると僕の唇に触れた。そして紫の霧の事を聞いた。
「あらあら魔界の門が近くにも出来たわ」
「魔界の門?」
「上位魔族のほんの一部のみ取得している呪文ね、最もこのダンション自体も特殊な物なの、一部魔族と人間には行き来がある事は知っているよね」
「はい」
「ここのその一部だったけど、マジックアイテムの暴走でダンションになったのよ」
僕はこの時点でわかった。黒のダンションは生還率にばらつきがある原因は上位魔族らが出没する割合に比例している。
「今年さ、大魔王の交代があってねバランはそこの親衛騎士なの…お世継ぎ問題で大分荒れてね。地上世界も天変地異が起こってないかな?」
ここ数年火山の噴火に地震に疫病の流行は魔界での戦争が原因だった。
霧の向こうに巨大な人影が見える…「どうやら、ただの悪夢ではなかったようですね…」テオドラさんはいつの間にか目を覚ましていた「どこに飛ぶかわからないけど、転移呪文でいったん逃げよう…あの夢の通りになっちゃったらヤバいし」

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