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僕の侍女はどこにいるの?
官能リレー小説 - ファンタジー系

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僕の侍女はどこにいるの? 18

そして・・・
「いただくわ・・・」
「ふふふ・・」
「頂戴しますわ・・・」
思い思いに女戦士さんたちが何か喋ってる。
そう思ったとたん、数多くのセクシーな女戦士さんたちが挑みかかってきた。
「ちぇぇぃっ!」
短めの剣2本を持った長髪の女性がまず右から飛び込んできた。
「はぁっ!」
それをマリューカさんがなぎ払う。
ガガン!
二つの剣で受け止めようとしたその女戦士さんは吹き飛ばされちゃった。
さらに左から両手持ちの長剣を持った二人の女戦士が飛び込んでくる。
ガキン!
同時に振り下ろされた二人の剣をシャノンさんがハルバードでまとめて受け止めている。
そこにエリーが「衝弾」を打ち込んで一人を弾き飛ばした。
力の均衡が崩れ、もう一人も押し戻される。
シュピャーン!!
「うわ!」
僕の頭のすぐ横を矢が飛びすぎていって後ろの壁に当たった。
あわてて僕も「衝弾」を撃つ。
弓矢を撃ってきたその女戦士の腹を狙ったんだけどかわされかけた。
彼女の手に当たって弓を弾き飛ばしただけになっちゃった。
急いで僕は風の呪文で矢を防ごうと詠唱を始めた。
がきん!
ちぇやぁ!
ちぇすとー!!
ぎゃ!

なぜかかなり向こうからも剣戟の音や声がする。
よく見ると、入り口のほう、あの4体の男性の像も動き出していた。
動き出した男4人に対しても多くの女戦士たちが挑みかかってる。
なんだかよくわからないけどまずは眼前の相手をなんとかしなくちゃ・・
詠唱を終え、僕はすぐに風をめぐらせる。
これで僕たち4人に矢は通じないはず。
僕が詠唱してた間にも、マリューカさんやシャノンさんは次々に挑んでくる相手を打ち払っていた。
倒したいだろうけど、止めをさす前に次の相手がかかってきてそれどころじゃないんだ。
!!
後ろにも気配を感じ、僕はとっさに衝弾を撃った。
さっき台座に据えた3人のほかに数人が回りこんでいた。
今僕が撃った相手は槍を持っていた。
彼女が衝弾で槍ごと吹き飛び、奥の扉のすぐ右の壁に背中をぶつけていた。
「リス様、彼女たちはかなりの使い手たちです。」
「エリー様、リス様、こうなっては奥へ向かいましょう。」
「邪魔をするな!」
「そいつをよこせ!」
うわ!さらに数名が奥の扉側にやってきて、同時に4人が僕に向かってきた!
ビャビャビャン!
僕はとっさに電撃を撃った。4人のうち2人がこれを受けて動きが止まる。
でも残り2名と、他にもさらに3名が僕に向かってきた。
二人は剣を、残りのうち1名は斧を、もう二人は蛇矛を持っている。
「あぶない!」
マリューカさんが剣で強引に斧使いの斧を切りおとす。
エリーが熱線を唱え、蛇矛使いの一人の足を焼き、その場に倒れさせた。
シャノンさんは斧で剣を持った二人と渡り合っている。
「なぜ逃げる・・・」
「ほしい・・・」
「何がしたいのあんたたち!リス様に手出しはさせない!」
女剣士二人をはじき返したマリューカさんが言う。
「リス様、何かおかしいです。相手は多くがリス様に向かっています。」
「そういえば・・・」
「リス、あれをみて!」
エリーが僕たちの入ってきた扉のほうを指差している。
そこでは多くの女戦士たちが4人の男を組み伏せていた。
「すなおに・・・だせばいいのよ」
「ふふふ・・」
床に仰向けに倒された男たちはなぜか脱がされていた。
まさか・・・
キィン!
「リス様!ともかく早く中へ!」
マリューカさんが僕に飛び掛ってきた女戦士の剣を受け止め、蹴り飛ばす。
あわてて僕は中へと駆け出した。
扉を通ると、中にはエリーとシャノンさんがいた。
僕が通ってすぐ、マリューカさんが駆け込んでくる。

「急いで閉めましょう!」
「うん!」
「はい!」
「ええ!」
僕たち4人は急いで扉を閉めた。
閉めるとき、最後に見たのは台座の向こう、入り口近くで男たちの上で女戦士たちが腰を振っている光景だった・・・。

「はぁぁ・・怖かった・・・」
「エリー、もう大丈夫だよ。」
僕はエリーを抱きしめた。

「この部屋には・・誰もいないみたいですね。」
見回してみたが、像もモンスターも人も見当たらない。
「いや、部屋というよりは通路かな。奥が長いみたいだよ。」

(それそれ・・・カタいじゃない・・)
(うぐっ、うぐっ・・・)
(あっ、あっ・・)
扉の向こうから、かすかに嬌声が聞こえてくる。
(なぜ逃げるのよ・・・)
(次会ったら逃がさない・・)
(ああ・・取り逃がしちゃった・・・・)
(可愛い子だったのに・・・)
(くちゅくちゅ・・・)

扉のすぐ向こうからも声がする。なんだか不気味だ。
さすがに勃っちゃいそうな上に怖いので、僕たちはさっさと奥に向かうことにした。
道の内装は他の通路と変わらない。その道中。
「一体・・なんだったんだろうね・・・」
「わかんないよ・・・。」
「リス様、どうもあの連中、ガーゴイルではなく、意思にされて操られた人間のような気がします。」
「うん。ガーゴイルにしては感情が豊か過ぎたような気がする。」
「私もそう思うの。ねえリス、Hなガーゴイルなんて聞いたことある?」
「僕も聞いたことないよ。ガーゴイルって、本来魔法で生み出した魔物だよ。侵入者撃退などに使う戦闘用で、それ以外の機能はついてないはず。」

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