僕の侍女はどこにいるの? 132
どれくらいの時間がたったのだろう。余韻がさめて、僕たちは再び動き出した。
そこに、空気のように気配を消していたシャーテさんたちが話し出した。
「さすがです。これならもう完全に治りました。」
「おめでとうございます。」
こうして、僕はシアちゃんを助けることができた。
――――――
僕はシアちゃん達を連れて、庭に出た。夕焼けがきれいだ。
もちろんシアちゃんには『妊娠無効化[バース・キャンセル]』をかけてある。
子供たちは元気に遊んでる。
「あ、ママ!パパ!」
クリスチャニアが僕たちに気付いてちょこちょこと駆け寄ってきた。
嬉しいからだろう、背中の小さな翅をぴこぴこ動かしている。
シアちゃんが、やってきたクリスチャニアを抱きしめる。
他の子供たちも駆け寄ってきた。
「お父さん、遊ぼ。」
「ねえパパ、鬼ごっこしてー。」
そこに僕の母さんが割って入った。
「ほらほら、もうすぐ夜ですよ。お夕飯も近いから、そろそろ中に戻りなさい。」
「はーい。」
「あいー!」
そして僕たちはその後、エリーとリディアが作った夕食を楽しく食べ、そして眠った。
いよいよ明日は、父さんの使い魔であるミリィさんとレスカさんを抱く日だ。
――――――
「そうか。いよいよ彼女たちの番か。大変だったろう。」
夕べ遅くに父さんは帰ってきた。
そして翌朝。
賑やかで楽しい朝食を終えて、僕はいま父さんの部屋にいる。一応、シャーテさんとユカさんも連れてきた。
「はっはっは、ちゃんと臨戦態勢というわけだ。やはり私の息子だな。」
父さんは僕の股間を見て言った。
そう言う父さんの股間も同じように朝勃ちしたままなんだけどね。父さんの年齢で毎朝律儀に朝勃ちするというのもすごいよね。
ちなみに父さんの左右に並ぶレスカさんとミリィさんはそれぞれメイド姿、スーツ姿でキメている。
父さんが夜な夜な抱いたからだろうね、シャノンさんなどの時のような危険な様子はない。
そこで父さんがニヤリと笑って言った。
「今ここにいるのは男が2人、女が4人・・・と言っても2人はいざという時の立会人だから残りの2人。
そして4人とも性欲に火が付いている。この場で2対2で楽しまないかね?」
その言葉を聞いたミリィさんが眼を輝かせてる。同時にレスカさんは僕ともども驚いている。
「父さん、面白そうだけど、父さんの子か僕の子か判らない子供が出来ちゃったらどうするの?」
「そうですよ。そうなると何かとまずいのではないでしょうか?」
「いえ、リスペクト様とは異母兄妹に当たる、私の娘ミュウとの間にも子供を造っているわけですし、かまわないのでは?」