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僕の侍女はどこにいるの?
官能リレー小説 - ファンタジー系

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僕の侍女はどこにいるの? 121

マリューカさんのひときわ強い締め付けとともに、僕は盛大に射精した。はぁ〜・・・・気持ちいい・・・・。
どぐん、どぐん、どぐん・・・・・・・
「ああ・・・リス様で私の中が一杯に・・・・。」
マリューカさん、絶頂で脱力したまま、それだけを言ったんだ。
そして僕のお尻から、しっぽがするりと抜けた。
「マリューカ・・・もう離さないよ・・・・。」

「どうやら、うまくいったようですね。」
「素晴らしいです。完全に解決しましたね。」
シャーテさんとユカさんが、口々に言う。
絶頂の余韻に浸りながら僕は聞いていた。

そして、『妊娠無効化[バース・キャンセル]』をかけてから僕たちは部屋を出た。


――――――


僕の家は実はかなり広い。曾祖父の代に建てた古い屋敷なんだけど、おかげで多くの家族が一緒に暮らせる上に、今の人数でも空き部屋がいくつもあるくらいだ。
シャーテさんとユカさんに案内され、テオドラ・フェルナーデさんの居室に足を踏み入れた。
割と広い部屋で日差しもいいんだけど、雰囲気が何だか違う。昔のテオドラさんと比べて、見た目が幼くなったのは現在の肉体年齢が13歳くらいだからだと聞いていたけど、それだけじゃない。なんだか妙に静かなんだ。
そして、静かな雰囲気の正体は、テオドラさん自身が醸し出していたんだ。
「ねえ・・・テオドラさん、久しぶりだね。どうしたの?」
「彼女は、力を使い果たして子供に戻って以来、こうして静かな状態が続いているのです。」
「シャーテさん、どういうこと?」
「呪いの浄化に精神エネルギーを使いすぎたことと、リスペクトさんとの使い魔契約が切断されたことが過大な負担となって彼女にのしかかっているのです。」
「その治療のためもあって、魔界へ旅立つまでに貯めてあったリスペクトさんの精液を栄養食として与え、幼児に戻ったフェルナーデさんを育てなおして、何とか自我、自意識を取り戻すところまでは来たのですが、見ての通りの静かで欲の乏しい、悪く言えば意志力が少ない状態になってしまいました。
性格を無理にでも元に戻すのは、さすがに無理があると思われます。」
「ただ、彼女とてアークデーモンです。リスペクトさんの使い魔になった上で成人すれば、再び立派な従者になるでしょう。」
そこでやっと僕に気付いたらしく、テオドラさんが話し出した。
「はあ・・・あ!貴方はリスペクト!いつ・・・戻ったのですか?」
「つい先日だよ。テオドラさんには再び・・僕の使い魔になってもらう。」
断固とした口調で僕は言った。

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