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僕の侍女はどこにいるの?
官能リレー小説 - ファンタジー系

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僕の侍女はどこにいるの? 117

そうしてるうちに、今度は背中に小さな蝶の翅をつけた小柄な女の子が入ってきた。
「クリスチャニアです。パパ、会いたかったです。」
父さんが解説してくれた。
「その子はシアの娘だ。お前の七人目の娘だぞ。」
翅を傷つけないように、慎重に抱きあげる。
「お前はお母さんにそっくりだね。」
「その子、皆にそう言われるのよ。」
母さんが教えてくれた。

「次の子が入ってくるぞ。」
と父さんが言った。
龍巫女のシャーテさんが、彼女と同じように龍のしっぽを持った女の子を連れてきた。
「リスペクトさん、これが私たちの子、シェルテナです。」
抱きあげられたシェルテナが僕に言った。
「あたちの・・・パパ・・・・」
静かに微笑むシェルテナ。シャーテさんも微笑んでいる。
僕はシェルテナを受け取ると、静かに抱き締めた。

「次の子が末の子だ。どうぞ。」
「失礼します。」と、鬼巫女のユカさんが言いつつ入ってくる。
頭に小さな角が2つある、2歳半位の女の子の手を引いている。
「ほら、ごあいさつなさい。」
と、優しくシャーテさんは言った。
「父様・・・ですか?私、サヤカといいます。」
「はじめまして。僕の可愛い娘・・。」
そう言って僕は彼女を抱きあげる。ユカさん似のかわいい娘だ。

こうして、僕の前には四男九女もの子供たちが並んだんだ。
そこにさっきまで子供たちの面倒を見ていたディバーズも入ってきた。
「いやはやリスペクトの若旦那、これだけ子供が揃うと壮観ですぜ。」
僕の周りでは、子供たちがはしゃいでる。


「さて、皆朝食もまだなことだし、そろそろ食事にしよう。」
「わーい!」
「パパとご飯だねっ!」
父さんのこの言葉に、全員が食堂へ向かった。14人も子供が並んでるからきゃいきゃいとうるさいやら楽しそうやら。
小さい子供たちが楽しそうにしている姿は本当に心が和むよ。
食堂では、レスカさんとミリィさんとミュウ、それにアリオ君が朝ご飯の支度をしてくれていた。
アリオ君、父さんがレスカさんとミリィさんの両方を連れて評議会を始めとして諸々の仕事に行く事があるから、
家事は得意なのになぜか料理だけは壊滅的に駄目な母さんに代わって料理もこなせるんだ。
母さんは外食したときや、レスカさんやアリオ君が全員分作った時には僕や父さんや妹たちに出された物と同じ料理を普通においしく食べてるんだから、味音痴ということは無いはずなんだけど・・・おかげで、母さんの料理下手は我が家の七不思議の一つになっちゃってる。
ちなみにシャーテさんとユカさんは料理は一通り出来るらしいけど、あくまでここではお客さんとして、手伝わないでもらってる。


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