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僕の侍女はどこにいるの?
官能リレー小説 - ファンタジー系

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僕の侍女はどこにいるの? 106

その後、冷静になったぼくは父さんたちと話し合った結果、1日2人ずつ治療することで合意となった。
ただし回復したコたちもきちんとかわいがり、かつムリはしないということが絶対条件だった。
そして考え抜いた末、今日はリディアとルチアを治療することとなったのである。
もちろん1人では危ないということで、エリーがぼくのサポートに入ってくれることになった。

――――

そして次の日。ぼくとエリーはリディアとルチアの寝室にやってきた。
体力も回復し、準備は万端。
あとは扉をくぐれば、昨日以上に激しい戦いが始まることだろう。

「・・・じゃ、エリー。行くよ?」
「うんっ♪早くみんなを起こして幸せいっぱいの性活を送ろうね?」

・・・ちょっとエリーの発言が気にかかったけど、ぼくは力強くうなずき返して新たな運命の扉をくぐった。
すると・・・。

「「へ?」」

ぐっすり眠っているものだとばかり思っていたリディアとルチアは窓辺で外の景色を眺めていた。
その物憂げな表情はとても色っぽく、ばくは思わず呆気にとられてしまった。
そのスキに、ノックもない無作法な来客に2人が落ちらを振り向く。
永遠とも思える一瞬が部屋の空気を支配した。そして・・・!

「「リス様ぁ〜〜〜ッ!!」」
「うわっ!?」
「キャッ!?」

ぼくたちは弾かれたように走ってきたリディアとルチアに押し倒され、熱烈な歓迎を受けた。
空白の時間を埋めるように、子供を産んで巨乳から爆乳に成長したリディアの胸と。
爆乳から牛のように大きくなったルチアの魔乳がぎゅうぎゅうとぼくを押し潰す。

「お待ちしておりました、リス様!」
「あなたに会える日を一日千秋の思いでずっと、ずっと・・・!!」

エリーのときは子供みたいに愛情を表現してたけど、2人はまるで子供を愛おしむかのような母性的な感じでぼくを抱きしめ続ける。
2人の流した涙が落ち、ぼくの頬や胸を濡らしていく。
でも・・・何か変だ。
いくらぼくより大人になったとは言え、ぼくを風上にも風下にも置かないこの丁寧な対応は一体・・・?
それに『リス様』ってどういうこと・・・?
動揺と混乱で動けなくなったぼくを、エリーはあわてて2人から引っ張り出した。

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