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女戦士ユーナの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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女戦士ユーナの冒険 87

グレムも心なしか楽しそうに言う。
「そうですわ。グラスランドの宝石がビサンティウムを潤し、ビサンティウムの物産がグラスラントを潤しています。そして二つの都市の交流がグランディア大陸の物流を動かしてると言っても過言ではありませんわ!」
自国の発展が嬉しくない姫などいない。ミネアの表情も満足そうだった。
「それも姫達が身体を張って鉱夫達に奉仕しとるからじゃ」
このグレムの言葉はユーナの心に刺さった。彼女は故郷を自分勝手に飛び出してきただけで、故郷に対して何もしていない。
故郷を発展させる重要な行為である政略結婚すら逃げ出してきたのだ。
それは鉱夫達に奉仕して子供まで孕むミネアと比べれば浅はかな行為だった。
盛り上がる周囲と違い、ユーナは一人沈み込む。
そんなユーナにグレムは近づき、豊満さを増して来ているユーナの美尻を撫で回しながら耳元で囁く。
「気にするでない。お主にはお主の使命があってここにおるのじゃ。勇者は誰にもなれるもんじゃないぞ。」
「グレム・・・。」
構って貰えなかったりしたが、こんな風に言われると悪い気はしない。

いや、惚れ直してしまう。
まだ子の居る子宮が疼いて、グレムの子を孕みたくなってくる。
もしこれが魔法のビキニメイルでなければ、ユーナの足元には淫らな水溜まりが間違いなくできる程の感触だった。

「皆さん、着きました。ここです」
エステアの声にユーナは我に帰った。エステアの息子ゴードンの営む鍛冶屋にたどり着いたのだ。
「良い感じの店じゃな。おや…」
鍛冶屋の扉を開けようとしたグレムがその手を止めた。
「どうしたの、グレム?早く入ろうよ」
「いや…今はマズい。取り込み中のようじゃ」
「取り込み中…?」
「分からんかのう…聞こえるじゃろう。耳を澄ましてみろ」
「申し訳ありません。ふしだらな息子で…」
エステアは顔を赤くしてうつむいた。
四郎、アーシア、ロゼは気まずそうに苦笑いしている。いまだに訳の分からないユーナ、ミネア、アップルは戸に近づいて聞き耳を立てた。中から聞こえてきたのは男女の激しい営みの声だった。
『アッ…アッ…ゴードンさんのチ○ポ奥まで当たってるのぉっ!』
『マリーネ!中に出して良いかい!?』
『アッ…アンッ!!出してぇっ!ゴードンさんの赤ちゃん妊娠するのぉ〜っ!!』

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