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女戦士ユーナの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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女戦士ユーナの冒険 86

「…でも上の子も、この子も、グレム様の子ではありませんでしたわ。グレム様の赤ちゃんが産みたくて、沢山セックスして中に出してもらいましたのに…」
「タイミングが悪かったのね」
「姫、気にするでない。その子を産んだら、またたっぷり可愛がってやろう。今度こそワシの子を孕ませてやるぞ」
「そうですわね!娘が成長したら、その種付けもよろしくお願いしますわよ?」
グレムに慰められ元気を取り戻した姫はグレムに抱き付く。ユーナはキレかけるが、腹の子の事を考えて我慢し、エステアはそんな彼女達を母親の様に優しく見つめる。

ダキア王家は初代勇者とグレムの血を引く一族であり、そのためかどうかは判らないが、代々王家には全くと言って良いほど男子が産まれず、歴代ダキア国王も皆、女王であった。
王家の娘達は皆グレムの妻となるべく教育され、ミネアのようにグレムを盲目的に愛する。
今のダキア女王マーニャはグレムの実の娘である。
そして、ダキアの王女は15歳になると、グレムの待女として安らぎの郷でグレムに仕えるのである。
現在13歳のミネアも二年後、安らぎの郷に仕えに行く事になるのだ。
女子しか産まれぬダキア王家だが、姫一人当たり10人以上の娘を産むので、年頃の姫君だけでも200人を軽く超える。
グレムの娘以外には王位継承権は無く、そんな姫達の主な仕事は鉱夫達への性的奉仕活動である。
姫達はグレムの元で性技を学んだり、時にはグレムの子を孕んだりしてから、ダキアに帰って鉱夫専用の性欲処理姫となる。
ダキアには鉱夫を優遇する政策が多い。鉱夫には国から衣食住が支給され、退職後の生活も国に保証されている。優秀な鉱夫なら姫を嫁にする事もできるのだ。
グラスランドの豊かさと賑わいには、そういう背景があるのだ。

田舎育ちのユーナから見ればグラスランドの賑わいは凄く、見る物全てが目新しかった。
男達の表情は明るく生き生きとして、薄着が基本なのか逞しい胸板や二の腕を見せてるものが殆どだった。
女達もユーナの故郷からすれば考えられないぐらい、娼婦でも着ないような露出が多くきらびやかな服で身を飾り、生き生きと街中を闊歩している。
ユーナのビキニアーマーも、ここではさほど目立たないぐらいだ。
「こことビサンティウムは、やはり活気があるのぉ」

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