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女戦士ユーナの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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女戦士ユーナの冒険 85

「ずいぶん長居してしまったのう。そろそろゴードン殿の所へ行くか。エステア、案内を頼むぞ」
「はい、グレム様」
「待ってください。私もグレム様と一緒に行きますわ!」
「姫様…!?」

という訳で何故かミネア姫と魔導師二人も一緒に付いて行く事になった。
「せっかく知り合えたんですもの、このまま別れるのはさびしいですわ」
姫はそう言うが、グレム目当てなのは明白だ。こうして一行はエステアの案内でゴードンの鍛冶屋へ向かった。

皆は歩きながらお互いに自己紹介をしていった。
ミネアはユーナのお腹を見て尋ねた。
「あなた、お腹に赤ちゃんが居ますのね。何人目ですの?」
「初産です」
それを聞いたミネアは勝ち誇った顔で言った。
「あら、わたくしは今2人目を妊娠中ですのよ」
「えぇっ!!ウソでしょう!?父親は!?」
先程ミネア姫は今年13歳になったと聞いたばかりのユーナは、目を白黒させた。
「そんなの判りませんわ。たぶん鉱夫の誰かでしょう。上の子もね」
ミネア姫が妊娠したのは、鉱山労働者への性的奉仕活動の結果だった。
宝石鉱山はダギア王国にとって生命線であり、そこで働く鉱夫達はこの国を支える土台である。
そんな彼らに定期的に性的な奉仕をするのは、ダギアの未婚女性の義務であり、誇りでもあった。それは例え貴族や王家の娘でも例外ではない。
「最も処女だけは愛しのグレム様に捧げましたけどね♪」
「やっぱりね…」
顔を赤らめながらグレムに処女を捧げた事を告白するミネア。ユーナは『グレムならやる』と、呆れながらも納得するが、少し悔しいのか、グレムを睨む。だか、当のグレムは涼しい顔だった。

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