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女戦士ユーナの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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女戦士ユーナの冒険 83

「まあ、仕方ないわね。これも母親になる証だし…。それにこの子が産まれるの楽しみ♪」
最近ではユーナは妊娠線も悪くないと思っていた。これも勇者として覚醒し、母性が目覚めた結果である。


背後で扉の開く音がした。
「デオドラさん、こんにち……ああっ!?」
「…グレム様!!」
「えっ…グレム様!?お…お久しぶりです!」
入ってくるなりグレムの存在に驚いているのは、魔法使いと思しき黒いローブをまとった妙齢の美人が2人と、13〜4歳かと思える童顔に不釣合いなほどの巨乳を持った魔法戦士風の美少女だった。
デオドラはこの呪い小路の顔役であり、ここに居る魔導師や錬金術師、占い師はデオドラの妹や子供や弟子達である。
グレムには遠く及ばないものの、グレムの数多くの弟子達の中でもデオドラは高名な魔術師であり、彼女の所にはそれら身内だけでなく、グレムに関わりのある人間も数多く訪れる。
入ってきた二人の美女はグレムが魔導師でない女を連れている事に気づいた。
「グレム様。もしや、そちらの女性は新たな勇者様では?」
「そうじゃ、アーシア」
アーシアと呼ばれた美女はユーナ達に微笑みかけた。
「私はグレム様の弟子の一人、ダキア王国宮廷魔導師のアーシアと申します」
丁寧な言葉遣いの美女がかなり高位な人物だと知って一行は驚く。
「皆様、ここは宮廷ではありませんから畏まらずともけっこうです。ちなみに私はアーシアと同じくグレム様の弟子にして宮廷魔導師を勤めるロゼと申します。以後お見知り置きを」
驚く一行にすかさず挨拶する美女ロゼ。彼女は穏やかなアーシアとは対照的に自信家の一面があるようだ。
「よ…よろしくお願いします。アーシアさん、ロゼさん」
思わぬ来客に呆気に取られた一行であったが、気を取り直して挨拶した。
同時にグレムの人脈の凄さに内心ビビっていた。

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