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女戦士ユーナの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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女戦士ユーナの冒険 80

そう言われてエステアは心底喜ぶ。
かなりの子煩悩な彼女にとってゴードンは長男であると同時に最も手のかかった子供である。
エステアの子供の父親は彼女が奴隷娼婦だった為全て分からない。
しかも彼の思春期時期はエステアは人気娼婦として忙しい時期で、まだ純情な少年にとって、自分の生い立ちや母の仕事は(仕方ないにせよ)納得できないものだった。
そんな状況で思春期の少年は女性に対する嫌悪感を持つに至り、エステアに対して強い反発を見せるようになる。

また彼女達の住む地区も地区だった。
悪いグループとつるむようになっていった。
勿論エステアも様々な手で息子を正しい道へ導こうとしたが、彼はエステアを嫌い言う事など聞かない。
困り果てたエステアは、先輩娼婦の勧めと彼女の村に伝わる伝統を思い出しながらとある計画を実行に移したのだ。

息子の寝込みを襲う童貞を奪う・・・。
女の味を覚えさせ、正しい女との付き合い方を教える。
身体を張った必死の教育であった。

いきなり襲われ、なす術なく母エステアに童貞を奪われたゴードンは憤慨しエステアを怒るが、エステアの美しさや豊満な胸に心を奪われ徐々に彼女の言う事を聞くようになり次第に真面目になったのである。
そして、母エステアを楽させる為、手先が器用な特技を活かして飾り職人を志して今日に至るのであった。
だが、エステアは息子の世話になる気は無く神官稼業を続けていた。

因みにエステアの次男デュランはビザンチィウムの冒険者ギルドに所属する凄腕の冒険者でビザンチィウムの顔役で三男はアレスはラテン共和国領にして国境の街ウィボドナを守備する兵士である。
そして、今回エステアが息子達に会うのは息子達の世話になる気はない事を伝える為である。


そしてユーナ達は一路、ダキア王国の都グラスランドへ向かった。

その後、一行は盗賊やモンスターに遭遇する事も無く、数日後にグラスランドに到着した。

−王都グラスランド−
グランディア大陸最大の宝石産出国、ダキア王国の宝石の集積地として栄える都である。

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