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女戦士ユーナの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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女戦士ユーナの冒険 78

いざという時には、一時的に性別を変える薬を作れば良いのだから。

次の日、天気は昨日の雨が消えて、空は一面晴れ渡っていた。
「う〜ん、やっぱり空はこうでないと駄目ね。」
背伸びしながら、晴れやかな天気に感謝するユーナ。


馬車に乗り込むと、強引にグレムを自分の膝の上に乗せ、まるでぬいぐるみのように抱きしめる。
「こらっ!、全く乱暴な娘じゃ。」
「だって、エステアばっか狡いじゃない!。」
そんなユーナとグレムのやり取りをアップルは羨ましそうに、エステアは慈母のような微笑みで見る。
「四郎、この娘を何とかしてくれっ!。」
「無理でごさる。ユーナ殿はグレム殿にぞっこんでござるから。」
昨日ユーナと身体は交わったが、心はグレムにある事に四郎は理解している。

それどころか、アップルやエステアもグレムにぞっこんなのも知っている。
自分に抱かれながらも他の男を想われるのは、男としてかなり微妙な雰囲気なのだが、四郎はそんな事で怒るタイプではない。
(この面々と旅するなら、男女入れ替われる方が良いのかもしれないでござるな・・・)
体質的に女となる抵抗感がないだけに、そんな事も考えたり、嫌になれば牝モンスターでもいいかと思ったりもする。
そう思いながら、四郎はグレムに尋ねてみる。
「グレム殿、あの薬の効き目はどうなんでござるか?。」

「うむ、あれの仕掛けは勇者の血筋の活性化を抑えるものじゃ。四郎の女体化は血の活性化がどうやら要因じゃからの。じゃから活性化が薬の許容量を超えると、また女体化する可能性もあるし、逆に活性化させる薬でも射てば直ぐに女体化するじゃろう。」
そのグレムの言葉に四郎は安心したような表情を見せ、アップルが嬉しそうな表情になるのをグレムは面白そうに見る。
「勿体無いなぁ・・・あんないいオ○ンチンなのに。」
「ユーナ殿、世の男でグレム殿以上の男根はござらぬし、拙者程度はいくらでもござるよ。」

残念そうなユーナに四郎はそう言って苦笑する。
身体を合わせても気持ちが行かないのはユーナがグレムのものだからだろう。
ただ、アップルには四郎もかなり心動かされてるだけに微妙なのだが・・・。
「エステアやアップルはどう思う?。」
「もし以前の私なら、四郎さんに迫られたら喜んで股を開きますわ。」
ユーナの言葉にエステアらしい表現で返す。
以前と言う辺りが、今のエステアを物語っているが・・・。
「女性になった四郎さん・・・素敵だったなぁ・・・。」

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