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女戦士ユーナの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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女戦士ユーナの冒険 55

「そう〜草深いド田舎よ。
それに栄えているのは公爵を兼任してる司教様の治める首都ヘンデル以外は大した事ないのよ。」
「ええ、料理が美味しいし良いじゃない。」
「そうだけど、考え方が保守的なのよ。」

田舎者と馬鹿にされるのを覚悟して話すユーナ。
しかし、逆にアップルから観光地のスポットの為、羨ましがられる。
ユーナは照れながらも、保守的で地味な故郷を好印象のを持ってくれるアップルが嬉しかった(因みにユーナの故郷ボーアンの事に付いて詳しく知りたくば49P〜50Pをみるべし)

「所でアップル殿、ダキア王国王都グラスランドはどの様な街でござるか、少し教えて下さらないか。」
「グラスランドはビザンチィウムと比べると山に囲まれてるせいで数段劣るわね。でも、このダキア王国は良質な豊富に宝石が多量に取れるのでグラスランドは王国中の宝石の集積地だから、飾り職人や宝石商が沢山集まって、別名宝石の都と言われてるわよ。」
「宝石の都でござるか、それは是非とも一度見聞せねばなりませぬな(これは関白殿下に良い報告が出来そうだ。)」


「そうですね。ええと・・、あなたはヒノモトの方のようですけど・・・。確か、最近内戦が終わったばかりでしたよね?」
なぜかちょっと顔を紅くして、四郎を見ながらアップルは言った。
「そうです。寺田四郎友康と申します。今わが国は京におわします帝の下、大坂の関白殿下が国内の戦を一掃なされ、今は南の国々、人々との交易に力をいれておるのですよ。」
四郎はアップルに本名を名乗り祖国の事をまるで我が事の様に誇らしげに話す。その一方で主君の関白にグラスランドと言う情報を報告が出来そうで嬉しい顔をする四郎。

「関白と言えば内乱を平定した初代関白が確か3年前に亡くなり、今は初代関白の甥御が二代関白であったな。」
「おお、流石はグレム殿詳しいですな………」

グレムの博識ぶりに賞賛する四郎だが、その一方で内心ヒノモトの内情を詳しく知るグレムの炯眼さに驚き敵に回すべき男でないと感じていた。

「ふああ〜少し寝かせて貰うかのう〜
エステア、膝枕を借りるぞ(今宵はあのアップルなる娘を食う為にも体力を蓄えておくかな。)」

「グレム様、お休みなさいませ。」

グレムは大きな欠伸をかいて、昨晩エステアと激しい肉交をやりすぎたのか突然エステアの膝枕で眠りこけた。
エステアはそんなグレムに嫌な顔を一つもせず母親の様に寝てるグレムの頭を撫で母親の様に寝ているグレムを見つめていた。
しかし、エステアを得ても朗らかな性格と健康的な身体を持つアップルを欲するグレムは今夜の為に体力を蓄えているのであった。

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