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女戦士ユーナの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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女戦士ユーナの冒険 46

自分の未熟さに落ち込むユーナにエステアは優しい笑みを見せる。
「ユーナさんの年の頃は、私なんかもっと子供の身体だったわ。」
エステアはそう言いながら、湯船から身を出し縁に腰かける。
そして、股を開き深く生い茂った叢を掻き分けて秘部を露にした。
「8人の赤ちゃんを出しただけじゃなくって、ここは何千人の男の人を受け入れた場所よ。」
黒ずみ襞の捲れ上がって飛び出した女性器は、ユーナのそれとは全く違うものだった。
勿論、ユーナの感覚では身を委ねる男の人は一人なので、エステアの言葉に驚く。

一人の男性に貞淑に尽くし、子を成すのが女性の本分であると教育されてきたから、エステアの告白はユーナにとって未知の領域だった。
混乱して何を言っていいのかが分からない。
「でも、子供達は私が望んで産んできたし、多数の男性を受け入れてきたのも大半は私の意思なの。」
エステアにはユーナの混乱は理解できている。
恐らく彼女の国の風土ではエステアの存在は受け入れられないだろう事も・・・
「多分、ユーナさんの国では、私のように男の人とするのが好きな女は淫売と言って蔑まれている筈よ。」

「私はそんな事思ってませんっ!!。」
淫売が何なのか理解してないユーナだが、エステアの事を憧れても侮蔑する気持ちはない。
ユーナが世間知らずなのだからだが、エステアはそんなユーナが世間を一つでも多く知る為にと話を始める。
「ユーナさんは男女の愛し方は知ってるかしら?。」
四郎やグレムで見たから何となく分かるユーナは頷く。
「私は好きな人でなくても抱かれるし、抱かれるのが好きなの。でも殆どの国でそれは軽蔑されるある職業の人しかしないの。」

「えっエステアさんの職業は神官ですよね。」
神官であるエステアから爆弾発言を聞かされ話の意図が全く掴めずに混乱するユーナ。
「私は神官よ。でも、15歳の修行の旅の途中で山賊に捕まって凌辱されて、ビザンチィウムの奴隷市場で娼婦として売られたのよ。」
「ええっ、そんなエステアさんが………」
憧れていたエステアが娼婦だった過去を本人に聞かされて衝撃を受けるユーナ。

「さっき、ユーナさんが見た右の上腕部の蜘蛛の刺青は娼婦の証しで、この右の上腕部に掘られた薔薇の刺青はダキア出身者を示すのよ。」
「…………………………」
そして、エステアはユーナに自分の両腕の上腕部の刺青の説明をする。ユーナはエステアの話を黙って聞き続けた何か自分に大切な事だと感じたからである。

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