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女戦士ユーナの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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女戦士ユーナの冒険 41

彫ってみたいと言ったのは、その場の勢いだったが、嘘というわけではなかった。
(旅の記念に小さいのを入れるのも悪くないかも)
刺青を入れるときは凄く痛いし、入れたら二度と消せないと知ってはいたが、小さいのを目立たない場所に入れるぐらいならかまわない気がしていた。

「駄目よ、そんな気楽な気持ちで入れちゃ。後で後悔しても遅いのよ」

自分でも入れてみたいというユーナをエステアはたしなめる。

「刺青は自分の人生を肌に刻み付けるものよ、中途半端な遊び心で入れるものでは無いわ」

普段のエステアからは想像もつかないほど厳しい声だ。
その声に圧倒されてユーナは一言も声が出なかった。
固くなったユーナを見て我に返ったのか、エステアが表情を和らげる。

「ごめんなさい、少し言い過ぎたわ」

「いえ、こちらの方こそ軽率でした」
ユーナも頭を下げ、自分の軽率な言葉を恥じた。
頭を下げると同時に、クシュンとクシャミをしてしまう。
それを見てエステアもまたつられた様にクシャミをしてしまう。
「あら、つい長話をしてしまったようですね。急いで湯船に向かいましょう」

服を脱ぎながら、ユーナの視線はエステアの裸体に目がいってしまう。
(でも、本当に綺麗なんだけどな、あの刺青)
脱衣所には姿見用の鏡がいくつかあり、そこにエステアの裸体が映りこんでいる。
エステアの刺青は、右の二の腕だけでなく、左の二の腕と背中にもあった。
左腕には真っ赤な薔薇、背中には天使のような翼が掘り込まれていた。
それに動くたびに、揺れ動く胸。
ユーナも胸の大きさなら誰にも負けない自信があったが、エステアはそれ以上だ。
更にあれだけ大きいのに、たれる気配がまったく無く、ツンと上向いているのだ。
(私も大人になってもこういうオッパイだといいな)
ユーナはエステアのオッパイをうらやましく思っていたが、エステアの方もユーナのオッパイをうらやましく思っていた。

(綺麗なピンク色よね)

エステアはチラリと見えるユーナの乳首を見て、思わずため息をついてしまう。
ユーナの乳首の色は薄いピンク色で、乳輪も小さい。
それに比べると、エステアの乳首は大きく、色も黒い。
8人の子供を育てたエステアの胸は、自身の誇りであったが、若いユーナの胸を見て、つい比べてしまう。

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