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女戦士ユーナの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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女戦士ユーナの冒険 39

「………(まだ、こんな事を聞くのは失礼よね。)」
しかし、知らないとは言って安易に四郎の過去を聞くのは気が引けるユーナは様子をみる事にした。
「ユーナ殿、グレム殿とエステア殿が来るまで温かい茶はどうで御座る。」
「えっありがとう、頂くわ。」
四郎の事を考えているユーナに四郎は温かい茶をいれてユーナに勧められユーナは飲む事にした。
「温かい、これを飲んだら身体がほっとするわ。」
疲れたユーナの身体に温かいお茶がユーナを包む様に癒やしてくれる。

しばらく他愛の無い世間話をしていると、グレム達が戻ってきた。
幸いにも空いてる馬車があったので、明日の朝でも直ぐに出発できるそうだ。

「この宿の風呂は露天風呂じゃそうだ。今日はわしら以外の客が居らんから貸切同然じゃよ」

「露天風呂??」

ユーナは露天風呂と聞いて、それが何なのか分からなかった。
ユーナにとって風呂とは、部屋の中にある小さな内風呂だけであった。
「露天風呂というのは、部屋の外にある風呂のことじゃよ。この村は温泉が名物での。満天の星空の元で浸かる風呂は、なかなか乙なものじょぞ」

外に風呂があると聞いて、ユーナはビックリしてしまう。

「家の外に風呂があるなんておかしいじゃない。それじゃ外から覗き放題じゃない」

温泉には興味があるが、覗かれるのは趣味じゃない。
ユーナは風呂に入るのを止めようとするが、グレムがそれを押しとめる。

「その心配は無用じゃ。風呂の周りは高い塀や崖に囲まれておる。覗かれる心配はないぞ」
「そうなの。それなら問題は無いわね。」
グレムの説得を聞きユーナは納得する。
「さあ〜みんな行くわよ。今日の疲れを取りましょう。」
(全く単純な娘だ。こやつが混浴でどんな反応をするかのう〜)
「ユーナ殿、張りきると怪我しますぞ。」
覗かれる心配は無いと知るとユーナは風呂へ行く準備を手早く済ませグレムは単純なユーナを呆れながら見つつここの温泉が混浴と知った時、どんな反応をするか楽しみにし、四郎は張り切るユーナに抑える。
そして、四人は露天風呂を入る前に服を脱ぐ為、男女別に別れてる脱衣所に入った。
「ここが脱衣所か……」
何もかもが始めてのユーナは、単なる脱衣所でも感心しきりである。
脱衣所には藤製の籠があり、そこに衣服を入れておくことになっている。

ユーナとエステアは、隣り合って服を脱いでいく。

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