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女戦士ユーナの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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女戦士ユーナの冒険 36

持ち物の無いユーナは、例のビキニアーマーと巨大な剣のみ。
普段着はエステアにグレムが頼んで用意している。
エステアも神官の法衣と身の回りの持ち物だけだが、その神官衣は露出が多く、下に着こんでる鎧もセクシーなものであった。
彼女の宗派はそれほど厳しい露出制限はないが、それでもグレムが知る限りはかなりセクシー衣装であった。

四郎は何時も通りの旅姿。
旅慣れしてるらしく、背中に荷物を綺麗に纏めて背負っている。

グレムも基本的に荷物は無い。

少年の身体に大きなローブを纏い、魔導師がよく付けるツバ付きの三角帽子を目深に被り、手には小さな身長より長い杖。
それなりの魔導師が見れば、グレムが強力な魔導具をいくつも装備してるのが分かるのだが、それは本来のグレムの実力を隠す為のフェイクである。
長生きしている分、世渡りは心得ていた。

そうやって全員揃った所で、ユーナが号令する。
「さあ!、行くわよ!!。」
一人、とびきりご機嫌で真っ先に歩いていくユーナを三人は苦笑して見る。

「ユーナ、そっちは反対じゃ!。向かうのは右の方じゃ。」
「えっ?!、そんなの早く言ってよっ!!。」
折角キメたのに、いきなりのボケにユーナは顔を真っ赤にしてグレムに文句を言う。
そんなユーナをグレムは子供を見るような目で見ながら言い返す。
「お主が何も聞かず飛び出すからじゃろ?。」
「きっ、今日は右の方は縁起が悪いのよっ!!。」
グレムと真っ赤になるユーナのやり取りに、四郎とエステアは忍び笑いを必死にこらえた。
どうやら楽しい旅になりそうてある・・・。

「では、エーリヒさん、ユリアナさん、レニさん、お世話になりました。」
「いや〜皆さんには本当に世話になりました。お陰で元気になりもうした。はっはっは〜」
「エーリヒ様、ユリアナ様、短い間でしたが、お世話になりました。」
そして、ユーナ達は旅立つ前にゴブリン退治の依頼主のエーリヒ達に別れの挨拶をする。
四郎は治療してくれた礼を快活に言い。
エーリヒと親しくエーリヒ達の所で逗留が長かったエステアは涙ぐみながら別れを惜しむ。
「いえいえ、皆さんのお陰で村に平和が戻りました。
感謝するのはこっちですよ。出来ればもうしばらく逗留して欲しかったのですが。」
「若様、ユーナさん達はやるべき事がありますから、御無理を言っていけませんよ。」
「そうだね。」
村に平和が戻り、この村の領主の息子であるエーリヒは多いに感謝するエーリヒはユーナ達にもうしばらく留まって欲しいが、ユリアナに引き留めては駄目だと軽く窘められてエーリヒは納得する。

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