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女戦士ユーナの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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女戦士ユーナの冒険 21

グオォォォーン!!!!
洞窟内部からコブリン達の凄まじい断末魔の叫びが聞こえて来た。
「どうやら成功のようじゃな。さぁ、コブリン狩りじゃ。久しぶりにメスゴブリンでもいただくとするかのう…ひひひ」
グレムはいやらしくほくそ笑んだ。彼の股間はヨボヨボの老人には不釣り合いなまでに勃起していた。
グレムは大人子供問わず、オスは魔法で焼き殺し、メスだけを洞窟の奥に集めた。もっとも、逆らわない様に多少は痛めつけたようである。
「さて・・・」
魔法を唱えるとグレムは段々と若返り、12〜3歳ぐらいの美少年となった。
「全く、不老不死も考えものじゃな・・・」
そう、老いさらばえた老人は仮の姿。普段は生活に支障をきたさぬように変身しているが、不老不死の魔導師の本当の姿は、この少年だったのだ。
老人とは思えぬ勃起をしたのも、このためである。
「さて、ユーナを調教・・・もとい成長させてやるためには、ワシも体力をつけておかねばのぉ・・・」
口調は老人のまま、美しい少年は不遜に笑った。
「長く生きるのは退屈じゃが、あの娘のお陰で少しは楽しくなりそうじゃ。さて、久しぶりに雌をいただくとするかのう」
そう言うとグレムは楽しげにゴブリン達に近づいた。

ユーナと四郎が洞窟に駆け付けると、洞窟の前には焼け焦げたゴブリンの死体が散乱していた。
「もう終わったの…?」
「そのようでごさるな。しかし凄まじい…」
二人は驚きながら洞窟の中に入っていく。
「グレムって一体何者なのかしらね?」
「ただ者でない事だけは確かでござる」
洞窟の通路のあちこちに黒コゲのゴブリンの死体が転がっていた。奥からゴブリンらしい叫び声を聞きつけた二人は、足を早めた。
そこには、ユーナには予想外、四郎には予想通りの光景が繰り広げられていた。
「グレム・・・なの!?」

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