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女戦士ユーナの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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女戦士ユーナの冒険 20

「はい。拙者、寺田四郎友康でござる」
「お主の体が治るまで、しばしの日時があろう。研究用の果実は明日にでも採りに行くゆえ心配には及ばぬ」
「あの…」
エステアが遠慮がちに口を挟んだ。
「その旅、私も加えていただけませんか?」
なんとエステアまでもが仲間になりたいと申し出てきた。
「皆さんを見ていたら、諸国を回って修行していた頃を思い出しました。もしよろしければ私も仲間に加えていただけませんか?」
エステアの申し出を断る理由は無い。皆は快く承諾した。

…その頃、ゴブリン達の洞窟では報復の準備が進めらていた。
「むっ………」
「グレム、どうしたの?」
突然グレムの目が険しくなり、ユーナ、四郎、エステアは驚いて尋ねた。
「コブリンの洞窟の方から邪気を感じる…」
「馬鹿な!コブリン共はユーナ殿と拙者が…」
「そうよ!確かに全滅させたはずよ?」
二人は困惑した。
「恐らく襲撃時に洞窟にいなかったヤツらじゃろう」
「討ち漏らし!?上等じゃない!私が行って片付けてやるわ!」
「拙者も参ろう!」
残党退治に行こうとする二人を止めるグレム。
「待て。先の戦いで体力を消耗したお主達では不利じゃ。ワシが行こう…テレポート!!」
グレムは瞬間移動の魔法を唱えると消えた。
「グレム殿、大丈夫であろうか?」
「心配だわ。行きましょう四郎!エステアさんは留守をお願いします!」
「分かりました」
ユーナと四郎は洞窟へ向かった。

テレポートでコブリンの洞窟へやって来たグレム。
「ほう…ヤツら村に攻め込む気じゃな。しかもかなりの数じゃ。メスも多いのう」
洞窟入り口でコブリン達の邪気を感知し、かなりの数がいるのを知る。
「ここはあれを使うか…パラライズウインド!!ポイズンウインド!!」
グレムは洞窟の前で二つの呪文を唱えた。黒と黄色の二本の風が現れ、洞窟内に入っていった。体が麻痺する風と毒の風だ。

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