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女戦士ユーナの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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女戦士ユーナの冒険 18

ばしゅっ!
「ギャヘー!!」
どすっ!
「ウゴウッ!!」

やがて、二人は全てのゴブリンを切り倒した。
「はあ…はあ……うわあああん!!」
緊張の糸が切れ、それまで抑えていた緊張や恐怖でユーナは泣き出してしまった。
「もう大丈夫、我々は勝ったのでござる…」
そんなユーナを四郎は優しく抱きしめる。ユーナの巨大な乳の感触が、鎧越しにもはっきりと伝わってきた。
しかし、急に意識が遠のいていく感覚に襲われる。戦闘中は気にならなかったが、四郎が受けた傷は深く、大量の出血をしていたのだ。
「きゃああ!!四郎!!四郎!?」
ユーナはあわてて応急処置を施した。ヒモで四郎の足をきつく縛り、出血を抑えると、彼を肩にかついで引きずるように洞窟を出た。
そして何とか村まで戻って来た。
ほわあああ・・・・・・
四郎の足に、エステアの回復魔法が注がれる。
失血で意識は朦朧としていたが、傷は何とか回復した。
「本当にありがとうございました。これはささやかですが・・・」
エーリヒがそう言うと執事が入ってきて、2つの袋を差し出した。キングゴブリン退治の礼金だ。中には金貨が100枚ほど入っていた。
「こんなに貰って良いんですか?」
ユーナの読んでいた本ではゴブリン退治で金貨100枚も支払うなんて話は無かった。
「お2人の冒した危険に比べれば、これでも少ないくらいです。しばらくは当家で静養してください」
「うぅ・・・」
「あ、四郎!大丈夫?」
「まだ少しクラクラするが・・・助かったのでござるか?」
「ええ!こちらのエステアさんのおかげよ!」
神官のエステアは微笑んでいた。

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