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女戦士ユーナの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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女戦士ユーナの冒険 16

「わ…私は旅の戦士ユーナ!アナタを退治しに来たのよ!」
2人は剣を抜いた。四郎の構えは隙の無い完璧なものだったが、ユーナの構えは雑で隙だらけだ。
キングゴブリンはそんな2人を睨みつけ、言い放った。
「そうか…我がしもべを殺し…犯しただけでは飽き足らず、我が命まで狙うか…報いをくれてやろうぞ!」
キングゴブリンは杖を構えて呪文を唱え始める。
そうはさせじと飛び出す四郎とユーナ、しかしユーナは途中の窪みに足を取られて転んでしまう。
「ユーナ殿!!」
四郎は一瞬、足を止めてしまう。ちょうどその時、キングゴブリンの呪文が一足早く完成した。
「スパイダーネット!!」
杖の先から蜘蛛の糸のようなものが飛び出し、二人に絡みついた。
「ちょこざいな…!」
四郎は飛んできた蜘蛛の糸を叩き切っていく。
一方、ユーナの方は転んだまま糸につかまってしまった。
「何よこれ〜!?」
何とか振りほどこうともがくが、解けるはずも無く、そのまま固まってしまう。
四郎の方はキングゴブリンとの距離を詰めようと駆け出すが、祭壇の陰に隠れていたゴブリンたちが弓矢を放つ。
「何と…!?」
不意打ちを食らったが、長年の戦闘で鍛えた勘が働いたのか、矢を剣で振り払う。しかし、全て振り払うことはできず、一本が足の付け根に突き刺さる。
ゴブリン達が飛びかかり、四郎は必死に迎え撃つ。
ずびしゃっ!
1匹のゴブリンの首が飛ぶ。
しゅっ!
次の一撃は別のゴブリンの胸を軽く切っただけだったが、どうしたことかその傷はなんと心臓にまで達し、絶命した。
「貴様…何をした!?」
キングゴブリンが叫ぶ。
「これぞ斬奸刀の力でござる!」

四郎が持っていたのは斬奸刀、魔物に2倍ダメージを与える特殊能力を持った、肉厚の頑丈な太刀だ。
さらに2匹のゴブリンを斬り捨てた四郎はキングゴブリンに斬奸刀を一閃!

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