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女戦士ユーナの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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女戦士ユーナの冒険 119

「お父様、あ〜んして下さい。」
「あ〜ん、う〜む美味いやはり果物は安らぎの郷の物に限るな。」
グレムは安らぎの郷から送られて来た葡萄をデオドラに食べさせて貰っていた。
「次はメロン、オレンジ、苺どれにします。」
娘でありながら母親の様に甲斐甲斐しくグレムの世話をし次は何を食べるかグレムに聞くデオドラ。
「いや、喉が乾いたからのう〜」
「あっあん、ああん、グレム様〜」
「お父様、母乳ならば私も出ますわよ。」
しかし、果物を沢山食べて少し飽きたグレムはエステアに抱きつき母乳をしゃぶり始める。

自分からエステアに乗り換えたグレムに拗ねるデオドラは自慢の乳房をさらけ出して、グレムに近づきエステアに見せ付ける様に文句を言う。
「まあ、拗ねるでない。
後で可愛がってやるから。」
「本当ですね。
絶対ですよ。」
グレムは涼しい顔で後で可愛がってやると言いデオドラは渋々ながら納得する。
デオドラはグレムの娘の中でグレムの側にいる時が長かった為か、グレムへの独占が強いのである。

「ダキアの土壌は回復傾向じゃな。」
「はい、最も完全な回復はもう数十年掛かります。」

「でも、グレム様が鉱毒処理方法や植林進言で改善傾向にありますわ。」
アーシアとロゼからダキア地方の植林や土壌回復計画の報告を聞きながらグレムはエステアとデオドラに甘えながら、果物を食べていた。

先の大戦でダキアは中規模勢力の国家に成り下がったが、今でも続き繁栄を謳歌してるのは良質な資源や高度な魔導や技術力のお陰である。
しかし、度重なる資源採掘や森林破壊の為に豊かなダキアの自然は破壊されて行き一時は災害が頻発したのだが、30年前にグレムが鉱毒処理や植林活動の展開を進言し今は回復傾向に向かっていた。
基本的にグレムは娘達の統治に干渉はしないが、自然保護に関してはかなり煩く言うのであった。

自然環境の破壊はグレムが愛する世界を崩壊するのをグレムは知っているからである。

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