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女戦士ユーナの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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女戦士ユーナの冒険 108

「で、その方法とは何だね?デュラン君」
一人の頑固そうな議員がデュランにたずねる。
「大賢者グレムに助力してもらい、ナパローニが魔族と通じている事を世に知らしめるのです」
「どこが策だね?神頼みじゃないか!第一、大賢者グレムがどこにいるのか分からないだろう!!」
一人の議員が呆れて怒り出す。
しかしデュランは涼しい顔で答える。
「ええ、神頼み…いや、博打ですね。しかしまともな手でナパローニの野望を暴き出し失脚させられますか?」
「む……」
デュランにナパローニの隙の無さを指摘され議員達は何も言えなかった。その中でビルデウスだけは冷静に聞いていた。
「ダキア王家ならば、大賢者グレムの居場所を知っているはずですし、彼らもナパローニの牙を警戒しています。きっと我々に協力してくれるでしょう」
「デュラン君、確かに博打だな…」
ビルデウスが口を開いた。
「だが他に手が無い今、我々に出来る事はそれしか無い。デュラン君、ダキアへは君が行ってくれないか。かつて冒険者だった君ならダキアにも人脈があるし、やり易いだろう」
豚とあだ名されるビルデウスだが、慎重さと物事を冷静にみて行動する目は確かであった。
「もちろん、行きますよ!」
ビルデウスの察しの良さに喜ぶデュラン。
「ではさっそく準備します。失礼」
そう言ってデュランはビルデウスの屋敷を後にした。
彼は妹のマティアを連れていく気でいた。マティアは16歳でエステアの長女。ビサンティウムの郊外で猟師の養父母に育てられており、今や父親を凌ぐハンターとも言われ、森歩きは彼女の得意とする所であった。
デュランは、グレムが伝説の安らぎの郷に居る事も想定して、森慣れした彼女を連れていく事に決めたのだ。
もちろん、マティアの方も非常に乗り気で、二人はダキアに向けて旅に出たのであった。


その頃、ユーナはついに人生初の出産の時を迎えようとしていた。一行が鍛冶屋でエステアにナパローニについて聞いていた所、突然ユーナが腹を押さえて悶えだしたのだ。陣痛が来たのである。
「あっ…あはぁ…こんなの…」
悩ましい声がユーナから漏れる。普通なら苦痛であるはずだが、勇者の血が彼女に別な作用をもたらしていた。
そう、今のユーナは快楽に悶えていたのである。出産時には更に快感が増し、何度も絶頂しながらの快楽責めになるだろう。
心配そうに見つめるエステアとアップルの前で、ユーナは悶えながらオナニーを始めた。

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