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女戦士ユーナの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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女戦士ユーナの冒険 102

「イヤ!エチカはグレム様の子しか孕まないの!。それで娘と一緒にまた孕まして貰うの!」
「それで発情しても我慢しておるのか…呆れた娘じゃ。まぁ良い。エチカ、洗ってくれるかの?」
グレムにそう言われたエチカは少し表情を戻してユーナに言った。
「ユーナ殿、ダキア流の殿方の洗い方を見せてやろう」
恥ずかしい所を見られたせいか、エチカは顔を赤くして、自慢の爆乳にたっぷりとクリームのような石鹸を付けてグレムに擦りつけた。
乳房をスポンジ代わりに使うこの洗い方は後の世に『泡踊り』の名で世界中に広まり、売春宿で多様されるが、それはまた別の話…。

風呂を堪能した後、皆はマーニャ女王の心づくしの手料理を食べた。その晩、グレムはマーニャとデオドラ、それにミネアとエチカを寝所に連れ込み、激しくベッドを軋ませて愛し合った。

翌朝、ユーナ達は王宮で朝食を取った後、ゴードンの鍛冶屋へ向かった。ナパローニの話をエステア達から聞くためである。
エステアは長い間ビザンティウムで暮らしていたし、ゴードンも次弟のデュランや末弟のアレスと連絡を取り合っているという。特にデュランはビザンティウムの顔役の1人で、今回のクーデターについて表に出てこない事情について知っている可能性があった。

ゴードンの店に着くと、ちょうど三人が顔を揃えていた。皆一様に固い表情で、机の上の手紙を見ていた。
「まあ、グレム様!」
エステアがグレムに気づいて挨拶をし、ゴードンとマリーネがそれに続いた。
「おはよう」
「おはようございます」
グレムは三人の表情に気づき、景気付けにわざと明るい口調で挨拶した。
「おはよう!どうしたんじゃ?朝から辛気臭い顔を並べて!早くも嫁姑の争いでも始まったか?」
「いえ、そんなんじゃありません。実は次男のデュランから手紙が来まして…」
その手紙によると、ビザンティウムの街は新帝即位によるお祭り騒ぎが続いているそうだ。
「ナパローニの即位に異論を唱える市民はいないそうです。元老院も地方の州も全会一致でナパローニの即位に同意したそうです」
マーニャはクーデターと称していたが、実際は無血革命のようである。
「ふむ…ちなみにナパローニとは何者か、わしは聞いたことが無いのじゃが…」
「それは私が説明いたしますわ」
エステアが説明役を買って出る。
「私も直接会ったことは無いのですが……」

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