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妖藤魅央と魔霧衆
官能リレー小説 - ファンタジー系

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妖藤魅央と魔霧衆 40

「いえいえ、楽しかったですよ。魅央様、また来てください」

「うん、じゃあね。」

愛菜を忘れてた魅央は咲枝に謝り屋敷に戻る。
そんな魅央を咲枝はにこやかに見送り魅央は照れながら霧恵達と屋敷に戻った。

屋敷に入ると、門の中には黒スーツ娘やメイドさんや女中さんの姿をした美しい女性たちが並び、
『『おかえりなさいませ!!』』
と一斉に頭を下げた。
資産総額が15兆円を超えるとも言われる(そして魅央自身も総額が少なくとも10兆円はある事は把握していたが、為替相場や株式相場の変動など様々な理由により正確な額は把握していない)妖藤家だけに、使用人の数も多い。
もちろんここに集まっているのは、本邸勤務の者だけであり牝畜館や他の施設などに勤務している者はこの場には来ていない。
「うん、ただいま。皆ご苦労。」
鷹揚に答えると、近づいてきた黒スーツの美女に「母上と愛菜はどこかな。」と尋ねた。
「禊さまと例のお嬢様は、今は水彩閣でくつろいでおられます。」
「水彩閣か。ありがとう、美雪。」
そう言って歩き出す魅央に、恐らく執事なのだろう、美雪と呼ばれた美女が先導に立つ。
その後ろを歩く魅央には、美雪の女性らしいメリハリのある体型が黒スーツの上からでもよく見えていた。
魅央は本邸勤務の魔霧衆の者のうち、夜伽担当ではない者でも不意に抱くことがあった。
それだけ精力がありすぎて、暴発気味になることがあるのだ。
幸いなことに彼女たちにとっても魅央に抱かれるのは至高の快楽であり、拒む者はいなかった。

廊下を歩きながら、魅央は何日か前に美雪と情を交わした時の事をふと思い出した。
このときは美雪が夜伽当番だったのだが、禁断症状を発したかのように魅央の上に跨って激しく腰を振っては魅央の精子を胎内で受け止めるHさ。
そして今のびしっとした執事姿でも隠し切れない大きな胸と尻から色香を漂わせつつも凛として仕事に精励する姿も、どちらも魅力的だ。

そうして歩いていると、魅央たちは水彩閣に到着した。
「禊さま、魅央様をお連れいたしました。」
「待っていたのよ。魅央。入りなさいな。」
「どうぞ。」
美雪が扉を静かに開くと、そこは庭園内の池に張り出す形で設置されたやや広い部屋だった。

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