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妖藤魅央と魔霧衆
官能リレー小説 - ファンタジー系

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妖藤魅央と魔霧衆 25

「甘党なんですね。」
との愛菜の言葉に。
「うん。」
と、魅央は嬉しそうに頷いた。

2人してゆっくりとミルクティーを味わう。
そんな彼らを、女性執事とメイドさんが微笑ましげに見ていた。

暖かいミルクティーを飲む、そんな優しい時間がゆったりと流れ・・・・・・。
「愛菜さんって、肌すごく白くて綺麗だね。」
「綺麗だなんてそんな・・・・。多分、祖母がスウェーデン人だから、その影響だと、思います。」
きゅん。そんな擬音が似合うのだろうか。愛菜はおなかの奥・・・子宮に何かを感じた。
そして、絶世の美少女である愛菜のことだから、容姿を褒められることも多いだろうに、褒められる事に慣れてない感じで返事する。

演技・・・かと魅央は思った。だがすぐに否定する。いや、彼女のは素だ。
妖藤の血、それに魅央自身の経験が、彼女の態度が演技ではないと直感的に教えていた。
魅央はそんな清楚な彼女のことがますます好きになった。

「魅央さんって、すっごくお金持ちなんですね〜。」
「うん。何代ものご先祖様がいろいろな財産を残してくれたからね。」
そうしてしばらくは他愛無いおしゃべりを続けている2人。その姿は年相応の恋人同士といった感じだった。


「ねえ・・・・魅央さん・・・・・・。」
なんだか愛菜の眼がとろんとして、頬を赤く染めている。

よし、効果が出てきたな。そう思った魅央はしかしその思いを顔には出さず、言った。
「どうしたの?大丈夫かい?」
「なんだか・・・・身体が熱いんです・・・・。」
それに・・・・なんだかずっと、ひょっとして子宮・・・・かな?おなかの中がきゅんとする・・・。ひょっとして私、魅央さんの事が・・・・好き・・・・なのかな・・・・・・。
そう思ったがさすがに恥ずかしいのでそこまでは口にしなかった。

「それは大変だ。横になるといいよ。伽耶、手伝って。」
「は、はい!」
伽耶の手を借りて、魅央は愛菜をベッドに横たえた。
「ごめん・・なさい・・。」
「いや、いいんだよ。今はとにかく安静に。」
そこにみなみが氷嚢などを持って現れた。
魅央と伽耶が愛菜を寝かせている間に素早く往復したのだろう。

「すみません・・・お世話かけます・・。」
氷嚢を愛菜の頭に乗せたみなみに謝罪する愛菜。
そよそよと、魅央と伽耶が愛菜を団扇で扇いでいる。
部屋は決して暑くない。それなのに、愛菜は白絹のような肌に赤みがさし、あちこちに汗を浮かべている。

そして、愛菜はパーカーやジーンズを脱ぎ始めた。
用意よく伽耶とみなみが手伝っている。

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